バトルロイヤル風間さんのブログに、新事実が明かされている。→誰にむけて
バトルロイヤル風間さんが漫画のネタを作る時に頭に思い浮かべる想定読者。
『将棋世界』誌のネタを作る時、
羽生さん向けに描いているのに気が付いた。
同じ将棋の漫画でも『週刊将棋』の場合は特に誰むけということはない。
あえて言えば、自分向けか。
月刊と週刊では、ネタの感覚が微妙に変わるのかもしれない。
言われてみると、将棋世界の羽生名人の脳味噌ネタ(○昨年夏の王位戦七番勝負に羽生名人が出なかったので、羽生名人の脳のフル回転による発熱が起きず、日本中冷夏となった ○羽生名人が自分の脳を手に持って扇子を扇いで熱くなった脳を冷やしている ○久保棋王は脳を使いすぎて発熱により目や鼻や耳から汗が流れ出ているが、羽生名人の目や鼻や耳からは汗が気化した蒸気が出ている など)は、羽生名人を想定読者として描かれているような気がしてくる。
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バトルさんの将棋世界の漫画で私が密かに大好きなのは、「ネコ山一門」シリーズ。
とにかく馬鹿馬鹿しくて可笑しい。
バトルさんに聞いたことがある。
ネコ山師匠のモデルはバトルさんのお父様であり、弟子の奨励会三段の青年のモデルはバトルさん自身であるという。
あのようなナンセンス漫画だが、その根底に流れているのは、父と子の深遠な機微なのだ。
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羽生善治名人は数年前の週刊将棋のインタビューで、「週刊将棋の記事で毎週必ず目を通すのはバトルロイヤル風間さんの4コマ漫画」と答えている。
バトルさんの漫画に自分が登場しない週が続くと、「もっと頑張らなくては」と思う、と書かれていたように記憶している。