王将戦第1局は、久保利明王将が先勝。→中継
豊島将之六段にとっての初めてのタイトル戦第1局が、バチカンのシスティーナ礼拝堂を立体再現した「システィーナ・ホール」(間口約19m、奥行約40m、高さ約15m)での対局。
初タイトル挑戦と異空間のような環境での対局が重なる中、本来の持ち味が発揮できなかったのかもしれない。
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二日目の昼食は、久保王将が昨年と同じカツカレー。昨年も久保王将は大塚国際美術館での第1局を勝っている。
豊島六段は前日に続いてミックスサンドウィッチ。
棋譜中継によると、一日目はツナサンドが残っていたので、二日目は代わりにハンバーグサンドが入れられたという。
二局目以降、豊島六段がどのようなメニューにチャレンジするか、見守りたい。
それにしても、今回の私の昼食予想はあまり当たらなかった感じだ。
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中継ブログでの村田智穂女流初段が持っているボンカレーは、現在では沖縄県と大塚国際美術館でしか販売されていない松山容子さんバージョンのボンカレー。1969年に発売された時のままの味のボンカレーだ。
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大塚グループのCMには有名なものが多い。
その中でも印象的なのがポカリスエットの広告。
1980年の発売開始以来、良い意味での乾いた雰囲気とでも言うのか、非常に洗練された作品が続いている。
その多くを手がけたのが、クリエイティブディレクター・コピーライターの秋山晶さんだ。
最近のCMでいうと、ポカリスエットのテレビCM「たけしと少女篇」、「サボテン篇」。
Wikipediaの秋山晶さんの項では、次のように書かれている。
アメリカ文学の翻訳小説に多い、ドライでロマンティシズムを帯びた文体を持ち味とする。本来匿名であるコピーに書き手の個性を与えた第一人者としてもその功績を知られる一方、名詞と動詞のみで書かれる文体はコピーライターの神様と称される仲畑貴志をして、「全てが直截で、不純物を含まない、弾丸のように早くコミュニケート可能な文体」と評している。
秋山のスタイルは「コピーは小説に勝てるか。写真は映像に勝てるか。どこまでも闘うべきだ。」をモットーとしており、また海外の映画、音楽、文学にも独特の嗜好性を持つ。
秋山晶さんの代表的作品はあまりにも多いが、最も長く手がけてきたのがキューピーマヨネーズの広告だ。
キューピーのサイトには制作者情報が載っていないが、どう見ても秋山テイストなCMばかり。
→キューピーマヨネーズ「山とキャベツ」篇 (現在のCM)
→「ロックアート篇」
私が最も好きだったキューピーマヨネーズのCMは1979年の「アルカリランチ/飛行船篇」。
キューピーのサイトでは、著作権の関係などで過去のCMの音声が削除されているが、キューピーと書かれた飛行船がアメリカと思われる大草原の上空を向こうからこちらへゆっくりとやってくる(だけの)CM。
バックには「街に灯りが点るころ、別れたあの娘が恋しくて……」という哀愁を帯びたアメリカンオールディーズ調の歌が流れる。作曲は故・井上大輔さん。
ナレーションとスーパーは次の通り。
(ナレーション)
アルカリランチ
(ナレーション&スーパー)
キユーピーマヨネーズ
(スーパー)
野菜をもっとたべましょう。
当時、私はマヨネーズが大嫌いだったが、このCMのインパクトはとても強かった。
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ちなみに、Wikipediaの秋山晶さんの項に出てくる、コピーライターの神様と称される仲畑貴志さんの最も有名なCM作品は、サントリーのトリス「雨と子犬」篇 。