天河戦、女流最強戦

NTTル・パルク杯第3期天河戦・3番勝負第1局、中井広恵女流六段(先)-石橋幸緒天河戦は、▲2六歩△7二飛という石橋天河の驚愕の出だしから、結果的な形としては急戦調の相居飛車戦となり、石橋天河の勝利。

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力の入った見応えのある一戦だった。

石橋天河の将棋は、駒の勢いを大事にする将棋。

中井女流六段の将棋は、厚みを大事にする将棋。

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大和証券杯第4回女流最強戦、里見香奈女流三冠(先)-矢内理絵子女流四段戦は、クラシックな5筋位取り中飛車対居飛車穴熊の戦いとなり、里見女流三冠が勝利。

矢内女流四段がガチガチの4枚穴熊に固め、途中までは矢内女流四段優勢に見えたが、里見女流三冠の中・終盤の豪腕が発揮された一局となった。▲7四歩が印象的だった。

里見女流三冠の将棋は、序盤と中盤の入り口までは昭和のクラシック振飛車、中・終盤から大山流振飛車に豹変するという雰囲気に感じられる。

昭和のクラシック振飛車とは、当時の年配のアマチュアが好んでいた振飛車(特に中飛車)の指し方。銀冠の部分は現代流。

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大和証券杯女流最強戦の決勝戦は、里見香奈女流三冠と、三期連続優勝を狙う中井広恵女流六段の戦いとなる。決勝戦は3月20日(日)13:00から。

ここ数年、この二人の女流最強戦での対局の解説は豊川孝弘七段が行っていた。 駄洒落が炸裂してとても面白い内容だった。

豊川孝弘七段の駄洒落2010年版 

豊川六段の駄洒落など