先週の土曜日に行われた「リコー杯女流王座戦」アマ東日本予選大会 では、小山田友希さん(岩手)、飯野愛さん(東京)、中澤沙耶さん(愛知)、飯田梨絵さん(埼玉)、室谷早紀さん(大阪)の5名が決勝トーナメントを突破し、1次予選への出場が決まった。
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大庭美夏女流1級は、決勝トーナメントの決勝で惜しくも敗退。模様の良い将棋だっただけに残念だ。
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組み合わせの関係もあっただろうが、渡部愛ツアー女子プロ、小野ゆかりさんなどの強豪も決勝トーナメントを突破することができなかった(二人とも女子アマ王位の中澤沙耶さんに敗れている)。
ここ数年でアマ女流の実力が全体的に上がってきていることは確実なようだ。
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林葉直子さんは午前の予選で1勝2敗、決勝トーナメント進出には至らなかった。(2勝で決勝トーナメント進出、2敗で失格)
まだ体調が回復していないのかと心配したが、いろいろと調べていくと、そうでもないことを知り、ホッとするとともに嬉しくなった。
女流王座戦の企画・推進をした株式会社リコーの馬上勇人さんのtweetより。
great_umakun 馬上 勇人
林葉さんがとても楽しそうに指しているのをみてなんだか嬉しくなりました。最後は必勝の局面から相手の駒をとろうとしてとれなくて切れ負けになってしまいました。厳密には時計を押せばセーフだったと思います潔く負けですねといった姿にとても好感がもてました。また参加してくれれば嬉しいです。 5月1日
馬上勇人さんのブログ→リコー杯女流王座戦アマチュア東日本予選
スポーツ報知の記事→林葉直子さん予選敗退…将棋女流王座戦
3局目は、必勝の局面で時間切れに気付かず反則負けをしてしまったようだ。
たしかに、女流王座戦アマ東日本予選大会の4日前に、林葉さんと最近将棋を指したアマ強豪の方が「林葉さんの最も大きな懸念材料は対局時計だ」と話していた。
どちらにしても、林葉さんは非常に惜しかったが、時間切れに気付かずに予選敗退というのも林葉さんらしい。
当日の様子は林葉さんのブログにも書かれている→時代
林葉さんにも徐々にエネルギーが戻ってきているようなので、今後の活躍を楽しみにしたい。
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昨日行われた里見香奈女流三冠の奨励会1級編入試験は、里見女流三冠の1勝1敗となり、最低でも2級での奨励会編入を確定させた。
対 加藤桃子奨励会2級(16才)戦 ●
対 伊藤沙恵奨励会2級(17才)戦 ○
第3局目は、5月21日に行われる。〔対 西山朋佳奨励会4級(15才)戦 里見女流三冠の香落ち〕