将棋ペンクラブ交流会(2011年) 余話

今週の月曜日に5月28日(土)に行われた将棋ペンクラブ関東交流会の模様をお伝えしたが、今日は、その時に書ききれなかったことを補足したい。

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10:00

午前10時過ぎに田中寅彦九段(常務理事)が顔を出された時の会話。

「今年は女性の参加者が多くなる予定で、遠くは京都や名古屋から来られる方もいます」

「それは有り難いですね」

「将棋ファンでありプロ棋士ファンの方が多いですね。ほとんどの方がTwitterをやられていて、Twitterでは”ひろゆき”とか”こーいち”とか”としあき”などと、棋士の名前を愛着を込めて呼び捨てにしている女性たちです」

「それなんだ。私が昔から望んでいた姿は。いやー、素晴らしい時代になった」

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10:10

会場には、昨年2月に亡くなられた元・北海道将棋連盟常務理事の新井田基信さんの遺稿集「道場日誌」が閲覧できるように置かれていた。

これは新井田さんのブログ「北海道将棋連盟道場日誌」を、新井田さんのお母様が書籍化されたものだ。

将棋ペンクラブ編集局宛に送っていただいた貴重な一冊で、交流会の賞品とはならず将棋ペンクラブ永久保存蔵書となる。

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10:15

森内俊之九段からいただいた色紙を開封している時に、森内俊之九段から将棋ペンクラブ宛の封筒に入った送り状を見つける。

事務局の星野さんに渡すときに、「この森内九段直筆の送り状も賞品にしたら喜ばれるかもしれませんね」と言おうと一瞬思ったが、やはり道に反することなので将棋ペンクラブ保存書簡となった。

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11:00

4階のカウンターに昼食注文表(王位戦白組プレーオフ羽生善治名人-村山慈明五段戦)が置かれていた。

ふと見ると、羽生名人が並ちらし寿司、村山五段が冷やし中華。

「こ、これが、これが注文表なのか・・・」

インディー・ジョーンズが古代マヤ文明の秘宝を目の前にしたような顔をしていたと思う、私は。

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11:10

4階エレベータ前の喫煙所に三村亨指導棋士四段がタバコを吸いに来られたのでご挨拶をする。三村さんとは以前、何度か一緒に飲みに行ったことがある。

三村亨指導棋士四段は子供指導に定評があり、将棋会館で子供教室を開催している。

三村さんと泉正樹七段のエピソードは4月にブログで書いたばかり。→花村元司九段-加藤一二三九段戦での「ポン!」

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13:30

この日は同じ4階の別の部屋で駒桜の交流戦があったようで、井道千尋女流初段も来られていた。

私がエレベータ前で椅子に座って壁の花のように目立たなくタバコを吸っていた時のこと。

井道女流初段が、4階の入口に脱ぎ捨てられた靴やスリッパを一つ一つ丁寧に並べ直していた。

周りには誰もいなかったが、このようなことはなかなかできるものではない。

感動的なシーンだった。

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15:00

指導対局はフル回転。

今回初めて交流会に参加された女性の、交流会翌日の次のようなTwitterでの書き込みなどは、とても嬉しい。

maruX 2011.05.29

しかし船戸陽子せんせいお美しかった…大変丁寧に六枚落ち定跡から教えて頂いた。定跡覚えるの大変かと思いきや、むしろ覚えると楽しいのだということに気づく。それをもとにタナトラ先生とペンクラブログさんに教わってゆき、やだー将棋指すのちょう楽しいモードに突入。でも詰みとか見えないの。

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16:30

今年は、湯川博士・恵子さん手作りのつまみが懇親会で並んだ。最初は、博士さんの得意とする焼豚が予定されていたが、何店舗か回っても豚肉の塊が売られておらず、鳥のから揚げに変更となった。蕗などは恵子さん作の料理。

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18:00

4階エレベータ前でタバコを吸っていると、5階から銀杏記者が降りてくる。この日は週刊将棋での取材ということだったが、ご挨拶をして、懇親会の会場へ顔を出していただく。

銀杏記者の女性ファンも多い。

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18:10

バトルロイヤル風間さんが志向する理想的な似顔絵は、

本人が見ると「これ俺じゃない、似てないよー」。

しかし、周りの人が見ると笑えるほど似ている、というもの。

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今週の日曜日、「将棋ペンクラブ交流会の一日(2011年)」を書いている時のこと。

17:23の項を書いている最中にオペミスをしてしまったのか、10:25から17:23の記述が消えてしまった。この時、日曜日の23:55。

かなりなショックを受けながら、20分間呆然と喫煙。

その後、気を取り直して書き始め、終わったのが02:00頃。

酒を飲んでいなかったので、書き直せたのだと思う。

しかし、酒を飲みながらブログを書いている時は、こまめに保存をしながら書くはずなので、このようなことは起きなかったかもしれない・・・