「以前、島という方も来ましたよ」

昨日の記事から10ヵ月後の話。

将棋マガジン1992年10月号、「羽生善治の次の一手&詰将棋&クイズ」より。

 車を買ってからずい分日数が経つのにまだ400kmしか走っていません。最初に行ったところは八王子の実家。あとは将棋連盟を二、三度往復したぐらいです。

 初めて一人で運転した時は、やっぱり緊張しました。教習所で、教官が同乗する時とは勝手が違います。

 当然?かも知れませんが、車をこすってしまいました。それを直しに行って店のディーラーと話していたら、「以前、島という方も来ましたよ」と。それを聞いて、へぇ~と驚く反面、最初はみんなそうなんだな、とホッとした気分になりました。

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この文章をよく読んでみると、羽生棋王(当時)の運転デビュー日に、車をこすってしまったということがわかる。

初めて着ていく背広にタバコの灰を落として焼け焦げを作ってしまう10倍、買ったばかりのノートパソコンに牛乳を300ccこぼしてしまう20倍、くらいショックが大きいと思う。

「以前、島という方も来ましたよ」は、最高の特効薬だったのだろう。