佐藤紳哉少年(当時)のタコ金戦法

今日のNHK杯将棋トーナメントは、豊島将之七段-佐藤紳哉六段戦。

佐藤紳哉六段は、カツラをつけての登場とのことらしい。

たしかに、NHK杯のホームページにはカツラをつけた佐藤紳哉六段の写真が掲載されている。

そこで今日は、佐藤紳哉六段の子供の頃の得意戦法についての話題を。

将棋世界1998年6月号付録、「全棋士出題次の一手 子供の頃の得意戦法」より。佐藤紳哉四段の項。

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ヒント

小学生の頃、ヒネリ飛車相手にはこの戦法と決めていました。「タコ金戦法」です。

  

〔解答〕  △5五金 

 当時、振り飛車には急戦。先手番では角換わり棒銀や相掛かりが得意でした。

 さて、△5五金と出るのがタコ金戦法の一手で、▲6七銀と受けますが、△8三金以下、先手の飛・角を目標に攻め成功図のような形を目指します。

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 タコ金戦法のタコは、僕はずっと8本足のタコのことかと思っていて、そのタコの動きを想像しながら指していたのですが、実際は凧上げのタコであることを知って、それ以来この戦法に魅力を感じなくなってしまい、指すことはなくなりました。

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タコ金戦法は、升田幸三九段(当時)が1950年代後期に考え出したひねり飛車退治の戦法。

腰掛金がひねり飛車石田流からの攻めを封じ込めている。

これに棒金も加わったのが、上図の佐藤紳哉少年が愛用していた指し方だ。

石田流本組みが大好きな私にとっては、天敵の二乗ともいうべき忌まわしい形だ。

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4一→3二→3三→4四→5五→5四と動く様子が凧のようだから凧金と呼ばれた。(命名は加藤治郎名誉九段)

タコ金と棒金、両方の金の動きを総合すれば蛸足金や烏賊足金とも呼べるかもしれないが、”タコアシ金”、”ゲソ金”では、あまり強そうには聞こえない。

普通なら、蛸よりも凧のほうが格好良く思えるものだが、佐藤紳哉少年はその逆の感覚だったことになる。(私の感覚の方が変わっている恐れもあるが・・・)

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