2012-07

読む

雁木は雁木ではなかった

将棋マガジン1990年4月号、東公平さんの「明治大正棋界散策④ 東京本所相生町」より。  へんな話で申し訳ないが、私は以前から「雁木」の駒組みについて、というより、名称について疑問を持ち続けている。  古い本を見ていると、あっちこっちに雁木...
タイトル戦の食事

棋聖戦第3局対局場「旅館 ぬしや」

棋聖戦第3局は、島根県江津市の「旅館 ぬしや」で行われる。→中継 「旅館 ぬしや」は、有福温泉の山峡の雑木林の中に石見地方の古民家や昔の酒造蔵を点在移築し、2005年2月にオープンされた。 客室数は8室。 若女将ブログもある。→若女将ブログ...
棋士のエピソード

「井上さん、ずっとそうしていなさい」

将棋マガジン1990年9月号、神吉宏充五段の「何でも書きまっせ!!」より。  自分の対局が終わって棋士室に行ってみると、谷川王位、井上五段の顔があった。「お、もうええんかケイタ」 「へえ、2週間もかかりましたけど、もう大丈夫ですわ」  何の...
自戦記

森下卓八段(当時)の将棋世界の読み方

将棋世界1999年1月号、森下卓八段(当時)の自戦記「加藤棒銀と闘う」より。  将棋世界は毎号すみからすみまで読み尽くす。自分が原稿を書いているので、他の人の原稿が気になるということもあるのだが、そんなことは抜きにしても、どの欄も実に楽しく...
読む

谷川浩司棋聖(当時)「忘れもんですよ、姉ご」

将棋マガジン1993年5月号、鹿野圭生女流初段(当時)の「タマの目」より。ある宴会が終わって 谷川棋聖「忘れもんですよ、姉ご」 (と言って扇子を差しだす) タマ「あっ、どうも」 (後日) タマ「谷川先生に姉ごって言われたあ」 一同「ドーーッ...