将棋マガジン1994年11月号、エトワール舟黎さんの「今月の将棋運 星座占い」より。
羽生善治名人
昭和45年9月27日生 血液型AB型
スケールが大きくて大胆で大ざっぱ、という面を持っていますが、頭脳は非常に緻密で明晰、飲み込みの早い人です。棋士だけではなくどんな頭脳ワークについても成功したでしょう。特に数字、数字に強い人のようです。ただ繊細でもあるので何かでつまずくと必要以上に深刻に考えることがありそうです。今後の運勢についてはまだまだ天井にまで届いていないので今後も活躍するでしょう。また今年、来年は女性にもてる時期なのでとても好きな人が既にいるか、または今後現れるでしょう。ただ結婚は晩婚の方がよさそうなので、しばらくの間は将棋を恋人と、考えた方がいいかもしれません。
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私は占いはあまり気にしない方だが、このような昔の見立てが当たっていたかどうかを探ってみるのも楽しいと思う。
羽生善治五冠(当時)について、
「スケールが大きくて大胆で頭脳が緻密で明晰」は羽生将棋を見事に形容していると思う。
「大ざっぱ」は、寝ぐせなどを全く気にしないようなところがピッタリ。
「今後の運勢についてはまだまだ天井にまで届いていないので今後も活躍するでしょう」は、短期的(翌年七冠王に)にも長期的にも当たっている。
そして、「今年、来年は女性にもてる時期なのでとても好きな人が既にいるか、または今後現れるでしょう」が鋭い。
羽生善治名人が畠田理恵さんと知り合ったのは1994年9月に行われた「はつらつ」(保健同人社)という雑誌での対談でのこと。
将棋マガジン11月号の締め切りは9月上旬と思われるので、エトワール舟黎さんの占いはまさに二人が初めて会うか会わないかの頃にされている。
ただ、「結婚は晩婚の方がよさそうなので、しばらくの間は将棋を恋人と、考えた方がいいかもしれません」は当たっていないと思う。
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文藝春秋から、3月24日(火)に文春ムック『羽生善治 闘う頭脳』が発売されると報じられた。
そして、刊行を記念して、4月14日(火)には阿川佐和子さんと羽生善治名人のトークライブが行われるという。
・日時 4月14日(火) 18:15開場 19:00開演
・場所 文藝春秋・西館B1ホール(定員364名)
・入場料:5,000円(税込み)
4月14日なので、例年通りとすると名人戦第1局と第2局の間の週。
開演前に茶菓がサービスされるとともに、終演後、羽生名人、阿川さんのサイン入り著書が20名に当たるとのこと。
どのような茶菓が出るのか気になるところだ。
参加は申込制(抽選)。
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今回のトークライブとは直接関係はないが、阿川佐和子さんは羽生善治名人のお嬢さんの学校の先輩にあたるという縁もある。
→『KAEDE Magazine Vol.01』(2011年発行)
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文藝春秋は紀尾井町にある。
文藝春秋からは少し離れるが、ホテルニューオータニ脇の紀尾井坂は、のっぺらぼうの舞台となった所と言われている。
ショーン・コネリー時代の007も、この近辺で活躍してる。