第86期棋聖戦第2局対局場「まつさき」

棋聖戦第2局は、石川県能美市の「まつさき」で行われる。→中継

まつさき」は江戸時代の創業で、明治の文豪・泉鏡花の小説「海の鳴る時」の舞台にもなっている 高級老舗旅館。

「まつさき」のある金沢・辰口温泉は、若き日の泉鏡花が何度も訪れた場所で、「まつさき」は泉鏡花ゆかりの宿でもある。

「海の鳴る時」のヒロインは、三千石の武士の令嬢として生まれながらも身を落とし、温泉宿を廻る按摩の養女とならざるを得なかった、若く美しい薄幸の女性「お絹」。

この当時の「まつさき」は「松屋」という名の旅館だった。

辰口温泉(たつのくちおんせん)歴史秘話

icon

まつさきの日本庭園

〔まつさきの料理〕
icon
白山にも加賀平野にもほど近く、四季を通じて旬の味覚に恵まれている辰口温泉。「まつさき」の料理は、 美しい金沢の四季の移ろいを料理で楽しめるよう、月替りの献立となっている。

主なメニューは次の通り。

金沢懐石
新鮮旬魚懐石
特撰能登牛懐石
(以下は別注料理)
毛ガニお造り
イカそうめん
九谷焼パズル皿の寿司
まつさき名物海鮮丼
甘エビのお刺身
舟盛り(小)
お祝い用舟盛り(大)
厳選能登牛ステーキ
厳選握り五種
厳選あわび
厳選のどぐろの塩焼き
サザエのお造り
サザエのつぼ焼き
干物

〔昼食予想〕

本格的な懐石料理が中心なので、和食を中心としたメニューと予想される。

羽生善治棋聖は地元名物系、豊島将之七段は渋めの蕎麦と予想したい。

羽生善治棋聖……海鮮丼

豊島将之七段……冷やしとろろそば