2016-06

随筆

升田幸三九段「うん、中原勝ちだね。新名人の誕生だよ」

将棋世界1973年7月号、朝日新聞の磯山浩さんの随筆「やぶにらみ名人戦」より。  昨年、中原誠名人が誕生するまで、私はいわゆる「将棋デスク」をしていた。7年ぐらい名人戦とつきあった。つきあったといっても同じ社の(龍)記者のように、現場(対局...
随筆

「ゲームは対局者を敵とするのではない。愛で結んでしまうのである」

将棋世界1973年4月号、映画評論家の荻昌弘さんのエッセイ「映画・将棋・チェス」より。  数多い内外の映画作品のなかで、本当に、将棋とかチェスといった、室内の対局の醍醐味を描きだせた情景は、沢山あったのか?  これは、難しい問題だ。まず多く...
自戦記

行方尚史五段(当時)「今の僕は恐ろしいほど単純だ。将棋とロックがあればなにもいらないや、とさえ思う」

将棋世界1999年3月号、行方尚史五段(当時)の自戦記(第40期王位戦 対堀口一史座四段)「身もフタもなく」より。  今の僕は恐ろしいほど単純だ。将棋とロックがあればなにもいらないや、とさえ思う。  1月17日横浜アリーナにミッシェル・ガン...
インタビュー・対談

谷川浩司四段(当時)「まあ高校を卒業できるかどうかわかりませんが、できるだけ行こうと思っています」

将棋世界1979年2月号、座談会「若手棋士の生活と意見」より。 出席者は、真部一男六段(26歳)、青野照市五段(25歳)、谷川浩司四段(16歳)、田中寅彦四段(21歳)、大島映二四段(21歳)、小林健二四段(21歳)。司会は読売新聞の山田史...
インタビュー・対談

田中寅彦四段(当時)「将棋指しっていうものは一番強い棋士を作り出す商売なんですか?そうじゃなく将棋をみんなで一生懸命戦って、将棋の最善手を追求していく商売だと思うんです」

将棋世界1979年2月号、座談会「若手棋士の生活と意見」より。 出席者は、真部一男六段(26歳)、青野照市五段(25歳)、谷川浩司四段(16歳)、田中寅彦四段(21歳)、大島映二四段(21歳)、小林健二四段(21歳)。司会は読売新聞の山田史...