2016-09

講座

中座真四段(当時)「この手は、お腹を空かした羆の目の前でニコニコ笑いながらお弁当を食べているようなもので、もの凄く大胆な一着です」

将棋世界2000年3月号、中座真四段(当時)の「横歩取り△8五飛戦法」より。  将棋には、実際に踏み込んでみなければ分からない、という局面が数多く存在します。森下八段は、以前自戦記の中で、「将棋の実戦を大海とすれば、机上の研究は小川のような...
自戦記

「ワシの戦法を使ってくれた」と感謝された谷川浩司五段(当時)

将棋世界1980年4月号、谷川浩司五段(当時)の新アマプロオープン戦〔田中雅典アマ-谷川浩司五段〕自戦記「敗者への想い」より。  対局場所は関西本部。わざわざ広島から上阪される田中さんには、御気の毒なことであり、申し訳ないと思う。  私の家...
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世紀末の藤井システムと8五飛戦法

将棋世界2000年2月号、森下卓八段(当時)の連載自戦記「8五飛最前線」より。  藤井システムと8五飛戦法は、現代将棋の最先端を行く戦法だ。しかも、両戦法とも一局ごとに進化していると言っても過言ではない。また、両戦法が棋界に与えた影響も計り...
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米長邦雄二冠(当時)「私は小田急が嫌いだから乗りたくないのです。なぜ小田急が嫌いかというと、私の気に入らない人が一人住んでいるからです」

将棋世界1980年1月号、読売新聞の山田史生さんの第18期十段戦第〔中原誠十段-米長邦雄王位〕1、2、3局盤側記「奪るか守るか十段位」より。  中原-米長の十段戦七番勝負。もうあれこれ前口上を述べる必要はないが、それでも一つだけ―。中原=名...
タイトル戦の食事

第57期王位戦第6局対局場「元湯 陣屋」

羽生善治王位に木村一基八段が挑戦する王位戦、第6局は神奈川県秦野市の「元湯 陣屋」で行われる。→中継 「元湯 陣屋」は鶴巻温泉にある名門旅館。 鎌倉時代は、侍所別当であった和田義盛の陣地だった。 [陣屋での昼食実績] (食事実績は将棋棋士の...