2016-09

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郷田真隆八段(当時)「振り飛車党の棋士は、たいがい振り飛車破りがうまいんです」

将棋世界2001年1月号、第12期竜王戦七番勝負〔藤井猛竜王-鈴木大介六段〕第3局「課題を残した挑戦者」より。解説は郷田真隆八段(当時)、記は野口健二さん。 ―第1、2局を見て、挑戦者・鈴木六段の戦いぶりはどうですか。 郷田 早指しの棋士な...
随筆

将棋世界2000年1月号、内藤國雄九段の巻頭随筆「淡い夢」より。  私は4人兄弟の末弟だが、末っ子ではない。私の下に女の子が、つまり妹が一人いる。  この妹には、子供のとき「お小遣い」の世話になった。小遣いがほしくなると、いつも彼女にそう言...
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対局中の表情が強暴になる棋士とそうではない棋士

将棋世界1995年6月号、泉正樹六段(当時)の「公式棋戦の動き」より。 第14回早指し新鋭戦(テレビ東京)  順位戦昇級組の中川-三浦戦も興味深い。両者。顔がデカイし、将棋を指すときは特に面構えが強暴になるからで、きっと、命がけの果たし合い...
タイトル戦の食事

第64期王座戦第1局対局場「横浜ロイヤルパークホテル」

羽生善治王座に糸谷哲郎八段が挑戦する王座戦、第1局は横浜市の「横浜ロイヤルパークホテル」で行われる。→中継 「横浜ロイヤルパークホテル」は、横浜ランドマークタワーの上層階(52階~67階)にある、日本で最も高い所(建物の1階との高さの差)に...
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「阿久津君は女難の相がある、と言われてますよ」

将棋世界2000年1月号、河口俊彦六段(当時)の「新・対局日誌」より。  第二対局室へ行くと、阿久津新四段対斎田女流三段戦(新人王戦)がある。これは阿久津四段のデビュー戦だ。  いつも書くのだが、将棋界は十年に一人の割合で大天才があらわれる...