将棋世界2001年9月号、「第14期竜王戦決勝トーナメント開幕」より、「賞金3,200万円の使い道」の質問の回答を抜粋。
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藤井猛竜王 ローンの返済ですかねえ。
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谷川浩司九段(1組優勝)う~ん、ちょっと浮かばないですねえ。
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中村修八段(1組2位)とりあえずヤマハのグランドピアノを買いたいかな。
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羽生善治五冠(1組3位)物が欲しいというより、竜王が欲しいですね。
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郷田真隆八段(1組3位)海外のスポーツ観戦(ゴルフやF1など)を満喫したいですね。
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井上慶太八段(2組優勝)世界一周旅行にでも行きたいですね。
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畠山鎮六段(2組2位)税金で取られてしまうので、期待はしていません。
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富岡英作七段(3組優勝)余計なことは考えず、対局に臨みたいと思ってます。
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脇謙二八段(3組2位)車を買いかえて、家族で海外へ。
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木村一基五段(4組優勝)一人で使い切る。
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北島忠雄五段(5組優勝)引退後、家内と世界旅行に行きたいですね。
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伊奈祐介四段(6組優勝)高級マンションに住んでみたいですね。
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この期、羽生善治五冠(当時)が挑戦者となり、藤井猛竜王(当時)から竜王位を奪取している。
「物が欲しいというより、竜王が欲しいですね」が猛烈な迫力を持った言葉だ。
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藤井猛竜王と中村修八段と伊奈祐介四段が現実路線、
畠山鎮六段が超現実路線、
谷川浩司九段と富岡英作七段がストイック路線、
郷田真隆八段が独身優雅海外路線、
井上慶太八段、脇謙二八段、北島忠雄五段がファミリー海外路線、
木村一基五段が独身意固地路線。この気合いで木村一基五段は挑戦者決定戦へ進出している。
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3,200万円あったら何をしたいだろう。
3億2千万円あったらとか320万円あったら、と桁が1つ違えば考えやすいが、3,200万円は意外と微妙な金額帯かもしれない。
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竜王戦挑戦者になりながら、その機会を不当に奪われた三浦弘行九段のことを考えてしまう。
名誉回復・他棋戦も含めた三浦九段への補償を一日も早く、三浦九段の納得のいく形で実行してほしいものだ。