2020-03

奨励会

深浦康市三段(当時)「必勝を期してと言いたい所だが、作戦を考える気力もなかった。もうどうでもよくなった」

将棋世界1991年11月号、深浦康市四段(当時)の「四段昇段を果たして 幸運だった最終日」より。 「行ってきます」  9月5日の朝、大きな声で家を出た。部屋の中央にある大きな写真。花村先生が笑っている。ちょっと頭を下げてみた。  家を出て駅...
随筆

穂坂繭初段(当時)「その羽生棋王とよく腕を磨き合っているよきライバルの先崎五段は、羽生棋王と同じぐらいの六子なのだが冴えた感覚で早指しに勝る!?早打ちである」

将棋世界1992年3月号、囲碁の穂坂繭初段(当時)のエッセイ「将棋との碁縁」より。  よく「将棋は短距離で、囲碁はマラソンだ」って、聞いたことがあるけど、案の定、私は足が遅いので囲碁をやっている。文章にしても、囲碁棋士で書く人はほとんどいな...
自戦記

森内俊之五段(当時)「奨励会で返せなかった借りは順位戦で返すしかないと心にきめた。今回は5年前の雪辱戦である」

近代将棋1992年2月号、森内俊之五段(当時)の第50期C級1組順位戦〔対 佐藤康光五段〕自戦記「5年前の借りを返す」より。  昭和61年12月の第2奨励会での事、僕は三段で、その日の1局目まで12勝4敗、昇段まであと1勝としていた。(三段...
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自戦記

羽生善治棋王(当時)「このような恐ろしい変化がこの戦法には敷き詰められていて、そこがたまらない魅力なのです」

近代将棋1992年2月号、羽生善治棋王(当時)の勝ち抜き戦〔対 田丸昇八段〕自戦記「会心の一局」より。  今月は久しぶりに自戦記ということで<勝ち抜き戦>田丸昇八段との一局からです。  田丸八段は駒が全く後退しないという激しい攻め将棋。また...