2020-04-05

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河口俊彦六段(当時)「ずいぶん昔の話だが、大山にも同じような事件が起こった」

将棋マガジン1992年1月号、河口俊彦六段(当時)の「対局日誌」より。 勝負師の真価は、逆境にどう対処したかで決まる。 いささか旧聞になるが、琴錦の優勝は、その点で印象的だった。 大関候補と期待されていたとき、女性をめぐるスキャンダルが発生...
随筆

内藤國雄九段「真剣師は真剣の道ではプロであり、その土俵で戦ったのではプロ棋士もカモにされるのである」

将棋世界1992年8月号、内藤國雄九段の連載エッセイ「真剣勝負の話」より。 宮本武蔵は一生の間に50数回の決闘をし、敗れることなしと自ら語っている。 そのうち幾度かは木刀や薪、船の櫓などいわゆる真剣でないものも用いている。しかしそれで相手を...