読む 小堀清一九段のゲンかつぎ 将棋世界1996年4月号、東公平さんの「小堀清一九段追悼 赤鼻の将棋学徒」より。 生粋のハマっ子で古武士の風格を備えた小堀先生は”羽生善治七冠旋風”の吹き荒れるさなか、愛弟子・津村常吉の後を追い、河口俊彦を残して冥界の人となられた。 明... 2020.12.24 読む
読む 「なにしろ王将戦が始まるや、スポース紙は一面で結果を報道している。七冠王が決まったときならともかく、第1局からですからね。こんなことが起こるとは夢みたいである」 NHK将棋講座1996年3月号、河口俊彦六段(当時)の「ザ・棋界 羽生七冠の予感」より。 年が明けたら、七冠王への期待が盛り上がるであろうとは予想していた。しかしこれほど騒がれるとは思わなかった。昨年もすごかったが、今年はそれ以上ではない... 2020.12.23 読む
読む 親切で丁重で言葉づかいがよそ行きになっている村山聖八段(当時) 将棋世界1996年3月号、河口俊彦六段(当時)の「新・対局日誌」より。 王将戦が開始されると同時に、七冠王への秒読みが始まったようである。話題になるだろうとは思っていたが、これほどとは予想していなかった。 なにしろ第1局が終わった翌日の... 2020.12.22 読む
インタビュー・対談 二上達也九段「陣屋が一番なつかしい対局場なんだ。私の将棋より、陣屋のことをいっぱい書いてよ」 将棋世界1996年3月号、高林譲司さんの「思い出の戦場 二上達也九段〔陣屋〕」より『胸奥に残る一戦』。 二上達也九段と飲む酒は実に旨い。酒が旨いとは、その時間が楽しいということでもある。 面白おかしい楽しさではない。もともと二上九段は寡... 2020.12.21 インタビュー・対談
観戦記 「人がなすことに味があり、それを人が感じていけるものならば、機械がどのように進歩しても存在価値を失うものではないと思う」 将棋世界1996年3月号、中野隆義さんの第45期王将戦七番勝負第2局観戦記〔谷川浩司王将-羽生善治六冠〕「知りてなお行きし」より。 1月22日。王将戦第2局の取材へと向かう新幹線の車中にて思う。仮に、コンピュータが棋士を凌駕する時代が来た... 2020.12.20 観戦記