奨励会

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将棋会館が建ってから最低でも12年は続いていた恐ろしいジンクス

将棋世界1988年4月号、駒野茂さんの「関東奨励会レポート」より。  千駄ヶ谷に今の会館が建ったのは、昭和51年。それから現在に至るまで、色々な話が出来た。その中の一つを。  級位者の部屋。幹事の席から見て一番左奥の、床の間を背にした席のこ...
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「実はぼく、この中の坊瑞苑での最初の記録係なんです」

近代将棋1984年10月号、能智映さんの「呑んで書く 書いて呑む」より。  その検討会を見ていて思い出すのが、谷川さんが王位戦で記録係をつとめたときのことだ。  あれは勝浦修八段が中原誠王位(当時)に挑んだ年のことだから、昭和51年の第17...
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深浦康市初段(当時)の抵抗

将棋世界1988年12月号、駒野茂さんの「関東奨励会レポート」より。 「子供が三段かよ」―、こんな声が対局室でつぶやかれた。深浦が三段に昇段した瞬間である。  深浦は入品から、破竹の勢いで勝ちまくった。二段に駆け登り、そして今、11勝4敗と...
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郷田真隆二段(当時)奨励会時代最後の香落ち上手局

将棋世界1988年3月号、駒野茂さんの「関東奨励会レポート」より。  香落ち。駒落ち将棋の中で、一番難解であり、複雑なもの。奨励会はこの難問を完破して、上に昇って行かなければならない。  今月は、この香落ち戦を採り上げてみる。  香落ち下手...
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米長邦雄九段(当時)「野球の優勝ではないが、昇段者にビールをかけようか」

将棋世界1987年12月号、駒野茂さんの「四段誕生のドラマを これから先が本当の勝負だ!」より。  10月19日。第1回三段リーグの最終戦が、東京将棋会館で行われた。  6月24日の第1局目から約4ヵ月。今ここに、その結果が出ようとしている...