奨励会

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花村元司九段の涙が出るような激励

近代将棋1986年3月号、武者野勝巳五段(当時)の「駒と青春 師匠となって」より。  編集部より突然「来月号の”駒と青春”を書いてください」と依頼があった。7年ぶりのことなので、「なぜ、この時期に」と戸惑っていたら、続いて「お弟子さんが奨励...
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村山聖九段が初段になる前の頃

近代将棋1985年10月号、「関西奨励会」より。  さて今月は有段者にまた一人仲間が増えた。村山が待望の入品を果たしたのである。この男面白い男で、昇段する前まだ16歳だというのに「年齢制限の20歳までにあと3年しかない、どうしよう」と本気で...
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福崎文吾三段(当時)「いえ、四段になるまでは正座を続けます」

近代将棋1984年10月号、能智映さんの「呑んで書く 書いて呑む」より。  これもやっぱり九州での対局だった。ちょっとはっきりしないが、同じく大山-中原の王位戦だったように思う。  そのころわたしは、記録係はみんなこんなに行儀のいい少年だと...
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林葉直子女流名人(当時)「奨励会旅行に参加して」

近代将棋1986年1月号、林葉直子女流名人(当時)の「奨励会旅行に参加して」より。 「皆さん、このバスには、カラオケも用意してあります。どうですか、皆さんで一曲ずつ歌っていただけませんでしょうか」。  しーん。シラー。誰一人としてバスガイド...
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昔から奨励会内で語りつがれてきた嘘のような本当の話

近代将棋1985年1月号、小林広明1級の「記録係の一日」より。  対局が始まったら、記録係は席を立つ事はできません(トイレだけは別)。私は思うのですが、対局の最中の記録係の態度で、その奨励会員の将棋などの将来性が分かるような気がします。盤面...