棋士のエピソード

棋士のエピソード

郷田真隆六段(当時)のつぶやき

近代将棋1998年4月号、故・池崎和樹記さんの「普段着の棋士たち 関西編」より。  棋王戦の南-郷田(挑戦者決定戦)を取材。  この二人、昨年十二月に勝者組での決勝戦で当たって、そのときは南さんが勝っている。その夜、私は郷田さんと本間さんを...
棋士のエピソード

1990年3月、郷田真隆四段誕生の日

1990年3月、郷田真隆四段誕生の日。 1992年の先崎学五段(当時)の著書「一葉の写真」より。  郷田真隆君が四段になった。  三段リーグの最終日、残り二局を連勝しなければいけない状況からキッチリ二つ勝っての昇段である。ボクは彼の将棋を非...
棋士のエピソード

村山聖九段のフェイント

1998年8月8日に村山聖九段が亡くなってから今日で13年。 今日は、1996年の村山聖八段(当時)のエピソードを。 先崎学八段の2001年に刊行されたエッセイ集「フフフの歩」より。 二月某日  村山君と田村君との早指し選手権戦の決勝を見に...
棋士のエピソード

「冴えんなあ」

村山聖九段が亡くなったのが、1998年8月8日。 村山聖九段と師匠である森信雄七段が描かれた大崎善生著「聖の青春」。この中で、森信雄七段の口癖が「冴えんなあ」であったことがよくわかる。 将棋世界1999年11月号、当時の将棋世界編集長であっ...
棋士のエピソード

1998年、佐藤康光八段名人挑戦権獲得前夜

人間万事塞翁が馬か、エネルギー保存の法則か。 将棋世界1998年6月号、先崎学六段の「先崎学の気楽にいこう」より。  三月中旬に研究会の後、お昼からゲーム大会があると聞きつけて、島さんの家に遊びに行った。  着くと、棋士が八人。皆順位戦が終...