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佐藤康光二冠(当時)「羽生さんは一番謎めいた部分が多い棋士だということです」

将棋世界2002年12月号、日本経済新聞の松本治人さんの「第50期王座戦を振り返って」より。 三冠対二冠の対決。事実上の棋界最強者決定戦と言われた今期王座戦は、接戦の予想を覆し羽生王座3連勝という圧倒的スコアの結果に終わった。羽生の力業であ...
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佐藤康光二冠(当時)「将棋で私が新手を指し、有力と認識されれば意義があるが、本当はまずく、その後被害?に遭われた方の例もある」

将棋世界2003年1月号、佐藤康光棋聖・王将の自戦記「接戦の一局」より。 前号で詳報があったが第2回国際将棋フォーラムは大成功のまま終了した。 日本独特の文化で最高の知能ゲームと思う将棋の世界交流は楽しい。国内とはまた違った良さがある。 次...
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三浦弘行八段(当時)「穴熊を攻めるには、7六へ歩を打ち、7七へ駒を打ち込むのが早い」

将棋世界2003年3月号、河口俊彦七段(当時)の「新・対局日誌」より。 森下対三浦戦は、1図の形から、三浦八段が△7五歩と仕掛け、▲同歩△3五歩、という将棋になった。 一発△7五歩と突き捨てるのが、この形では筋のようである。いつだったか三浦...
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羽生善治竜王(当時)の持ち駒に歩が14枚

将棋世界2003年2月号、第15期竜王戦〔阿部隆七段-羽生善治竜王〕第4局「阿部、執念の入玉策で逆転勝ちして2勝2敗」より。 阿部の▲2一飛成が鋭い寄せで、▲2三歩成(6図)で寄り形を築いた。以下は羽生の懸命な粘りによって、阿部が寄せを逃し...
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板谷進八段(当時)「150、180だと!?そりゃ血圧の話だろう」

将棋世界2003年2月号、河口俊彦七段(当時)の「新・対局日誌」より。 将棋会館に向かう途中の電車の中で、また学習塾の広告が目についた。 またと言うのは、前回の11月29日のときもその広告を見たからだ。 固い頭をやわらかく、とか謳って国語の...