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「勝つと赤字になるじゃけん」

近代将棋1999年12月号、内藤國雄九段の「新妙手探し」より。 「勝つと赤字になるじゃけん」―広島の松浦八段はこうぼやいた。連盟に泊まるのは無料だったが、対局前夜と当日の夜、二晩酒を飲むと対局料が飛んでしまうというのである。  一度こういう...
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酒場での羽生善治竜王(当時)-屋敷伸之棋聖(当時)戦

近代将棋1990年11月号、炬口勝弘さんのフォト・エッセイ「二丁目の饗宴 -屋敷伸之棋聖就位式の夜-」より。  ちょうど、羽生竜王と囲碁のプロ・安倍義輝九段がテーブルを挟んで碁を打っているところだった。周りを将棋のプロが取り囲み、一手打つた...
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河口俊彦七段(当時)「先生は八十になられましたか」

将棋世界2002年5月号、河口俊彦七段(当時)の第60期A級順位戦最終局「森内、2度目の名人位挑戦」より。  注目されたのは三局。挑戦権を争う藤井九段対森内八段戦と、降級争いの、羽生竜王対先崎八段戦、それに加藤九段対三浦八段戦。とりわけファ...
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大阪の羽生善治四冠

近代将棋1999年12月号、故・池崎和さんの「普段着の棋士たち 関西編」より。 某月某日  関西将棋会館で羽生-谷川のA級順位戦。王位戦コンビの対決で、私が羽生さんの対局を見るのも8月の王位戦以来だ。羽生さんの大阪対局はめったにないことで(...
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羽生善治竜王(当時)「珍しいですネ、将棋を指す人にしては……」

近代将棋1990年12月号、林葉直子女流王将(当時)の「直子の将棋エアロビクス」より。 「直子ちゃん、最近また、ぐんときれいになったね」  なんて言われて、単純な私が喜ばないはずがない。 「うふっ、そうかしら……。あたしって、そんなにきれい...