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村山聖八段(当時)「あの、困ったことが……」

将棋世界1997年3月号、河口俊彦六段(当時)の「新・対局日誌」より。1月10日 A級順位戦がいよいよおもしろくなった。挑戦者争いは、谷川・森下が好調で楽しみだし、降級者争いも、中原・米長が危ないとは、時代が移りつつあることを感じさせる。 ...
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井上慶太八段(当時)「A級は大変な所。みな強い。ここでどれだけやれるか。勝負ですね」

近代将棋1997年5月号、グラビア「A級の土俵で 井上慶太新八段」より。 晴天の昼下がり。大阪を四方に見渡す通天閣の展望台からの眺めは格別だ。「長いことこちらに居てますけど、昇ったんは初めてですわ。気持ちええですね」と井上八段。 趣味はドラ...
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中井広恵女流五段(当時)「奨励会での経験は他の何にも変えられない私の財産。四段になれなかったのは残念だけど、またちゃんと別に目標ができたから」

近代将棋1997年2月号、中井広恵女流五段(当時)の「棋士たちのトレンディドラマ」より。 今月は私自身の奨励会時代の事を書かせていただこうかと思う。 私は昭和58年に奨励会に入会した。当時は入会希望者が多くて、東西合わせて100人以上が受験...
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佐藤康光八段(当時)「さすがに気が滅入るが、なにか良い厄払いの方法はないものだろうか」

将棋世界1997年1月号、佐藤康光八段(当時)の第68期棋聖戦〔対 内藤國雄九段〕自戦記「内藤自在流に完敗」より。 今月は棋聖戦二次予選の内藤九段との一局を振り返ってみたい。 リーグ入りの大きな一番である。 私が大阪に遠征しての対局である。...
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藤井猛六段(当時)「同じ人に3連覇されてはいけないと頑張りました。これまでの新人王は大体独身でしたが、私は結婚してからなり、照れくさい気がします」

将棋世界1997年2月号、「インフォメーション」より。 第27回新人王戦で、2連覇中の丸山忠久六段を破って初優勝した藤井猛六段の表彰式が11月26日、東京・新宿区の「日本青年館」で行われた。表彰式は囲碁の新人王の高尾紳路五段と同時に行われ、...