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米長邦雄九段「いまも夢は『A級八段』になることだ。A級八段とは、若くて、実力があり、夢があり、目の前に名人位があることだ」

将棋世界1996年12月号、高林譲司さんの「思い出の戦場 米長邦雄九段〔京王プラザホテル札幌〕『引退を賭けた将棋』」より。  米長九段独白=<前進と後退もしくは停止>について語ろうと先にいった。まず前進についてだ。  このページは「思い出の...
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米長邦雄九段「ところで三浦五段には、このシリーズで数々のエピソードがあったそうですね。どうですか、三浦五段の棋聖戦五番勝負盤外秘話を披露してくれませんか」

近代将棋1996年10月号、米長邦雄九段の「米長さわやか流対談、この一局」より。聞き手は福本和生さん。 米長 福本さん、今期の棋聖戦には驚きましたね。 福本 全く驚きました。 米長 3勝2敗で三浦新棋聖の誕生です。私は第1局を三浦五段が勝っ...
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三浦弘行棋聖(当時)「何か変なこと聞かれないですかねえ」

将棋世界1996年10月号、三浦弘行棋聖(当時)の第67期棋聖戦五番勝負第5局〔対 羽生善治七冠〕自戦記「力を出しきれた一局」より。  棋聖戦の第5局を見て頂きます。  羽生先生とはこのタイトル戦でしか対戦していないのですが昨年は3連敗。実...
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郷田真隆六段(当時)「長考をめぐる考察」

将棋世界1996年8月号、大崎善生編集長(当時)の「編集後記」より。  ある日、郷田六段が編集部に現れて「実戦で長考したその内容を将棋世界に書かせてもらえませんか」。もちろん大歓迎です。構想を固めて、秋から連載がスタートします。たった一手の...
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握り煙詰めと、その後のラーメン店での会話

近代将棋1996年10月号、池崎和記さんの「福島村日記」より。  関西将棋会館に竜王戦決勝トーナメントの浦野-井上を見にいく。大勝負である。この日は4組敗者戦の郷田-田中魁秀もあった。  深夜、感想戦が終わってから浦野七段が「今度、近鉄将棋...