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屋敷伸之七段(当時)「世の中に絶対はない。よくわかっているつもりなのですが、絶対に◯◯だとか言うと必ず逆のことが起こって頭を抱えることがよくあります」

将棋世界1996年8月号、屋敷伸之七段(当時)の「プロの視点」より。  世の中に絶対はない。よくわかっているつもりなのですが、絶対に◯◯だとか言うと必ず逆のことが起こって頭を抱えることがよくあります。  先日、友人宅に何人か集まって競艇のレ...
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五十嵐豊一九段「18歳で棋聖になったときには、ご両親を就位式に呼ばなかった屋敷君が、今回の表彰式には自分からご両親を招待したという。めったにないことだからというが、それだけ大人になったのでしょう」

NHK将棋講座1996年8月号、鈴木宏彦さんの「将棋マンスリー 東京」より。  6月20日、前期全日本プロトーナメントで優勝した屋敷伸之七段の表彰式が行われた。このところ表彰式といえば羽生七冠王がらみのものばかりだったので、妙に新鮮で親しみ...
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三浦弘行五段(当時)「一番好きな将棋は羽生将棋、です」

NHK将棋講座1996年9月号、畠山直毅さんの「若獅子三浦、暗闇に吼える」より。 創られた投了図  神か、鬼か。 1勝1敗で迎えた棋聖戦の天王山第3局。三浦五段がなす術なく投了した瞬間、控室は得体の知れない静けさに包まれた。 「こんなにきれ...
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控え室を驚かせた羽生善治七冠(当時)の夕食注文

将棋マガジン1996年9月号、福本和生さんの第67期棋聖戦五番勝負第3局観戦記「羽生”神速の寄せ”」より。  午後6時から関係者だけの小宴が開かれ、なごやかな雰囲気で大変に結構だった。三浦はよく食べていた。女将さんに夜食のおにぎり、牛乳を頼...
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米長邦雄九段「焼け跡に焼夷弾を落とす」

近代将棋1996年9月号、米長邦雄九段の「米長さわやか流対談、この一局」より。聞き手は福本和生さん。 米長 さて、それでは棋聖戦第3局の検討に入りましょう。先月号の名人戦解説で<△6九銀>の一手だけを詳解したように、棋聖戦第3局もそれぞれの...