私は石田流が大好きでよく指しているのだが、一つだけ、相手に指されると悩ましい手がある。それは下図の局面での▲2四歩。
定跡書では、以下、△同歩▲同飛△3六歩▲同歩△8八角成▲同銀△1五角の王手飛車取りで、後手勝勢と解説されている。
しかし、はじめの図以下、△同歩▲同飛△3六歩▲2三飛成としてくる人が、ネット対局で相当数いることを経験した。
こんなことで石田流が不利になるわけがないと思って指しながらも勝率は五分。△4二金と指すことが多かったが、この局面での最善手がわからなかった。
ところが、将棋世界昭和47年2月号の将棋相談室に、私と同じ悩みを持つ方の投稿があることを発見した。
つづく