姫路城、名古屋城とともに日本三名城のひとつ。
熊本城は、加藤清正によって築城され、その後細川氏の居城となったが、西南戦争によって、多くが焼失してしまった。
昭和初期より一部復元は続けられてきたが、熊本城復元整備計画により、この数年間で大幅に復元が進んだ。熊本城復元募金 新「一口城主制度」というものもあるようだ。
対局は数寄屋丸二階御広間という、主に接客用として茶会、歌会、能などを楽しんだ建物で行われる。この建物は1989年に復元された。
また、1日目の13:30~15:00は昨年復元された本丸御殿桜之間で公開対局が行われる。お城将棋にピッタリの雰囲気。
お城将棋というと、天守閣でやるのかなと、私は以前は思っていたのだが、江戸時代の天守閣は住居ではなく物置として使用されていたようで、お城将棋は御殿で行われたものらしい。
ところで、通俗的な私が気になるのは、トイレと食事。
復元された建物にはトイレがあるのかどうか。トイレがあったとして江戸時代そのものの厠なのか、そうではないのか。
昼食やおやつも、熊本城内には食事施設は見当たらなく、売店しかないので、これをどこから調達するのか。
おそらく、前夜祭が開催される「熊本ホテルキャッスル」が担当(出前)するものと考えられるが、どのようなメニューとなるのか。うどんや蕎麦ではのびてしまうのではないだろうか。とても気になるところだ。
ちなみに、このホテルにはフジテレビ「料理の鉄人」で中華の鉄人・陳健一と対決したこともある斉藤隆士さん(陳健一の父の陳建民の愛弟子・現熊本ホテルキャッスル代表取締役社長)の四川料理の名店「桃花源」がある。
エビチリや麻婆豆腐、タンタン麺などが昼食に出てくるのかどうか。興味深いところだ。
控室(とともにネット中継をする場所)も離れた場所になるのだろう。
今までの対局場に比べて、様々な条件が異なり、関係者の方々は大変だろうが、第2局は、お城将棋の環境の再現ということで、非常に画期的なことだと思う。