第85期棋聖戦第3局対局場「沼津倶楽部」

棋聖戦第3局は、静岡県沼津市の「沼津倶楽部」で行われる。→中継

沼津倶楽部」の歴史は1907年、ミツワ石鹸二代目社長・三輪善兵衛が沼津市に建設した近代和風建築の別邸「松岩亭」に始まる。

当代随一と言われた江戸幕府小普請方大工棟梁の柏木家十代目・柏木祐三郎により、3千坪の庭園の中に、全室が茶室となるように設計された数寄屋造りの美しい建物が造られた。

この建物は、第二次世界大戦中、陸軍省に接収され将校たちの休息所となったが、戦後、大蔵省の管轄となり、更には1946年、当時の沼津市長・勝亦干城が有志を募り、大蔵省からこの建物を取得し、「社団法人沼津倶楽部」が設立され、戦災復興の協議の場となる。

2006年、社団法人沼津倶楽部の依頼を受け、株式会社プロジェクトNが老朽化の進んだ建物を改修するとともに、スパを備えた宿泊棟を増築し、2008年、数寄屋造りのレストランを持つホテル「千本松・沼津倶楽部」が誕生した。

〔沼津倶楽部のレストラン〕

沼津倶楽部にはフランス料理レストラン VERJUSがある。

日々入荷する沼津の魚介類と旬のフランス食材を使った河合智之オーナーシェフによる懐石風コースが主体の、五感を刺激する和と洋のコラボレーション。

コース料理は8,000円 と 12,000円の2種。 (税込・サービス料別)

ランチは応相談。

〔昼食予想〕

昨年の棋聖戦第3局も「沼津倶楽部」で行われていて、「将棋棋士の食事とおやつ」によると、羽生善治棋聖がビーフカレー、渡辺明二冠がビーフカレー(甘口)を注文している。

しかし、沼津倶楽部のレストランは昨年の11月からVERJUSに変わっており、シェフも変わっている。

本格フレンチがベースとなっているので、どのようなメニューが用意されているのか想像するのが難しいところだが、やはり、フレンチの特徴を盛り込んだシンプルなメニューと想定したい。

羽生善治棋聖 ビーフカレー

森内俊之竜王 ビーフカレー