竜王戦挑戦者に羽生名人など

昨日の竜王戦挑戦者決定三番勝負第2局は、羽生善治名人が勝って渡辺明竜王への挑戦を決めた。→棋譜

久保利明二冠は、飛車を窮屈な所へ押し込められながらも、巧妙な指し回しで、飛車の顔を立てた。

それにしても、76手目の△6三金打ちで久保陣はガチガチの堅陣になり、これから長い勝負が続くかに思えたが、羽生名人があっという間に崩壊させてしまった。

挑戦者決定三番勝負第1局に続いて、「羽生名人は強い」という誰でも知っていることを、あらためて痛感させられる一局だった。

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第2局の羽生名人の昼食は「山かけそば」で夕食は「肉なん定食(うどん)」。

私の予想は、昼食「山かけセット(うどん)」、夕食「上にぎり寿司」。

山かけに注目した大局観は良かったのだが、その後の詰めが甘かったようだ。残念。

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今回の竜王戦は、渡辺明竜王にとっては試練の七番勝負になることが予想される。

羽生名人が永世竜王を獲得(=永世七冠)するかどうかのほうにマスコミの注目が集まるからだ。

このような環境下で渡辺明竜王が防衛を果せば、竜王七期という記録以上の価値がそこにはあると思う。

10月からの七番勝負は、渡辺竜王の立場になって観戦してみたいと考えている。

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昨日からはじめた年代・性別アンケート、私の設定間違いで、出だしの2時間ほどはアンケート終了状態になっていて投票できなかったようだった。(誠に申し訳ありませんでした)

それでも150名以上の方に答えていただいて、本当にありがたいことだと思う。

現在のところ、30代男性、40代男性、50代男性が競い合うようにトップ争いをしている。

女性比率は約15%。

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明日は、昨日の竜王戦の解説をしていた阿部隆八段の話題。