郷田五段(当時)にひと目ぼれ

将棋世界1994年12月号、読者が作る声のページ「レタープラザ」より。

郷田五段にひと目ぼれ

 将棋世界編集部のみなさん、はじめまして。将棋はほとんどわからない20歳の娘っ子なんですが、「将棋世界」の9月号の表紙の郷田五段のあまりの美しさ、りりしさに、ひと目ぼれしてしまいました。前から知ってはいたんですけど…あまり興味がなかったんで、じっくり顔を見たことなかったんです(父は将棋好きなんで)。

 まあ、対局の最中というのは、顔の美にかかわらず、みなさんそれなりに「りりしい」姿を見せてくれますが、郷田五段のは美しすぎる。あまりに美しすぎます。

「JT将棋日本シリーズ’94」でもし準決勝まで残ってくれたら名古屋に来るので、一度生で見てみたいなあ(入場無料が嬉しい)。

 王位戦結局郷田さん負けてしまったけど…、羽生さん強いから、仕方ないか…。

 また、今度がんばってネ。

(愛知県 郷田五段美しい)

▽郷田五段は見事に準決勝へ進出。名古屋で生の美しさを鑑賞できますよ。

写真: DSC_0082

将棋世界1994年9月号の表紙

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20歳の女性ファンのひたむきさが、とても嬉しく感じられる。

郷田真隆五段(当時)は、名古屋で行われた準決勝では羽生善治五冠(当時)に勝って決勝へ進出、決勝では米長邦雄九段(当時)を破って、JT杯2年連続優勝を果たしている。

投稿した女性は、名古屋で大感激だったことだろう。

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1992年に王位を獲得していた郷田五段だったが、現在の昇段規定ならばタイトル1期獲得ということで七段。

郷田五段が六段になるのは1995年11月20日、七段になるのは1998年4月1日のことだった。

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お父さんが、テーブルの上に何気なく将棋世界あるいはNHK将棋講座を置いておく、というのが将棋普及の大きな潜在力になるかもしれない。