第66期王将戦第1局対局場「掛川城 二の丸茶室」

郷田真隆王将に久保利明九段が挑戦する王将戦、第1局は静岡県掛川市の「掛川城 二の丸茶室」で行われる。

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二の丸茶室」は、掛川城天守閣の西側にある2002年3月に完成した木造平屋建、一文字葺の伝統的な数寄屋造りの建物。

掛川城は、室町時代、駿河の守護大名今川氏が遠江進出を狙い、家臣の朝比奈氏に命じて築城させたのがはじまり。

今年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の主人公である井伊直虎(柴咲コウ)の許嫁の井伊直親(三浦春馬)は、今川氏真(尾上松也)の命を受けた掛川城主・朝比奈泰朝に殺害されてしまうことになる。

戦国時代には、山内一豊が城主として在城し、城を改築。

しかし、1854年の地震により倒壊し、その後は天守の再建は行われず、天守台などが残るのみだった。

現在の掛川城は、市民からの寄付などにより1994年4月に木造天守閣として再建された。

[二の丸茶室での昼食実績]

将棋棋士の食事とおやつによると、過去の王将戦の二の丸茶室での昼食は次の通り。

(一日目、二日目の順)

2010年
羽生善治王将:鶏照り焼き重、海鮮チャーハン ●
久保利明棋王:海鮮チャーハン、カツ重 ◯

2011年
久保利明王将:かにあんかけチャーハン、うな重 ●
豊島将之六段:うな重、かにあんかけチャーハン ◯

2012年
久保利明王将:かにあんかけチャーハン、松花堂弁当 ●
佐藤康光九段:ビーフカレー、うな重 ◯

2013年
佐藤康光王将:ビーフカレー、うな重 ●
渡辺明竜王:牛照り焼き重、かに肉あんかけチャーハン ◯

2014年
渡辺明王将:地養鶏照焼き重、うな重 ◯
羽生善治三冠:地養鶏照焼き重、松花堂弁当 ●

2015年
渡辺明王将:うな重、うどん(温) 天ぷら ◯
郷田真隆九段:ビーフカレー、シーフードチャーハン ●

2016年
郷田真隆王将:地養鶏照焼き重、ビーフカレー ◯
羽生善治名人:うな重、松花堂弁当 ●

写真から、昼食は「掛川グランドホテル」から運ばれてくるものと思われる。

[掛川グランドホテルの昼食メニュー]

掛川グランドホテルのレストランの、昼食向きかつ出前向きなメニューは次の通り。

◯アルカディアダイニングコート
坦々湯麺 1,000円
豚肉の細切り餡かけ焼きそば 1,000円
蟹肉炒飯 1,000円
叉焼炒飯 1,000円

◯日本料理「掛川」
松華堂弁当2,500円
掛川御膳2,500円
彩り御膳3,000円
西京焼き御膳1,800円
寿司御膳2,000円
茶そば1,500円
海鮮丼2,200円
稲庭うどん1,500円
天丼1,800円
特製和風焼きカレー1,700円
遠州御膳3,800円
鰻づくし4,500円
浜名湖産 鰻重4,700円
並 鰻重4,000円

◯マンダリンラウンジ
=週替わりランチメニュー=
鮪の山掛け丼 1,200円
鶏照り焼き重 1,000円
特撰ポーク生姜焼き重 1,000円
穴子天重 1,000円
シーフードカレー 1,000円
ラッフルズカレー 1,000円
タイ風グリーンカレー 1,000円
英国風カレー 1,000円
麻婆豆腐 1,000円
牛筋の辛子煮込み 1,000円
海老チリ 1,000円
かに玉 1,000円
ピザランチ 1,000円(以下のメニューから選択)
1.マルゲリータ (モッツァレラ、トマトソース、バジル)
2. マリナーラ (ニンニク、オレガノ、アンチョビ、トマトソース)
3. クワトロフォルマッジオ(モッツアレラ、ゴルゴンゾーラ、パルメザン、クリームチーズ)
4. パタータ(ジャガイモ、アンチョビマヨネーズ、ナチュラルチーズ)
5. カルボナーラ (卵黄、生クリーム、パルメザン、ベーコン、ナチュラルチーズ)
6. トンノ(ツナ、コーン、オニオンスライス、マヨネーズ、トマトソース、ナチュラルチーズ)
7. ペスカトーレ(シーフード、オニオンスライス、トマトソース、ナチュラルチーズ)
8. ジェノベーゼ(ジェノベーゼソース、ナチュラルチーズ、バジル)
9. サルモーネ(スモークサーモン、オニオンスライス、トマトソース、ナチュラ ルチーズ)
10.カプリチョーザ(気まぐれ)

[昼食予想]

郷田真隆王将のここ2年の傾向を見ると、ビーフカレーは外せないメニュー。

久保利明九段の、かにあんかけチャーハンも外せそうにない。

予想は次の通り。

郷田真隆王将
一日目 地養鶏照焼き重
二日目 ビーフカレー

久保利明九段
一日目 かにあんかけチャーハン
二日目 ビーフカレー

 

 

先崎学五段(当時)「というわけで、今回の旅先は香港。相棒は、我が友、郷田真隆」

将棋世界1992年3月号、先崎学五段(当時)の「先チャンにおまかせ VOL.3 走れ、自由萬歳」より。

 どういうわけか、いつの頃からか、いまだ御年21歳だというのに「疲れた」と言うのが口癖になってしまった。この若造が、と怒られる方もいると思うが、ナニ、本当に疲れているわけではない。まあそういうこともあるが、だいたいは、単に喋っているだけ、である。

 「ハアー疲れた」

 「そうか、先チャンも疲れるやろな、どう、来週あたり、温泉でも行って休まん」

 冗談じゃない、もし男5、6人で温泉など行こうものならば、往きの車中から乱痴気騒ぎになることうけあい、温泉に行ったって、ちょっと風呂に入って、あとは飲めや唄えや、ちょっと姐ちゃん、どこ行くの、カムカム、コンパニオンガール。―行く前の数倍疲れることは必至である。

 「ハアー疲れた」

 「ホナ、飲みに行って騒ごうか」

 これ最悪。酒を飲んでストレスが発散されるのは、日頃あまり嗜まない人だけで、酒飲みは、絶対に酒ではストレス解消はできないんです。

 その点、海外旅行はいい。見知らぬ街のストリートを歩くときの爽快感は、国内の旅では、決して得ることができない。

 僕は、私的旅行の時は将棋盤を頭の中から取り除くようにしている。その方が、人間が健全に保たれると信じている。しかし、国内だと、中々うまくいかない。朝、どうしても新聞を見てしまう。必ず将棋欄があり、動物が獲物を探すように目をやってしまう。もうイケナイ。▲△▲△▲△飛角金銀桂香歩、こういくこうやる・・・。

 というわけで、今回の旅先は香港。相棒は、我が友、郷田真隆。

 出発は12月1日。8時に成田集合なので、上野駅に6時に待ち合わせになる。スカイライナーのなか、郷チャン、泣きそうな顔をしている。訊くと、一睡もせず本を読んでいたようだ。こちらも朝の4時まで酒を飲んでの直行である。海外旅行はいいが、成田空港はあまりに遠い。それに僕、飛行機の中で寝られないという体質なのである。コリャ、今回の旅は大変だぞと思う。郷チャン、電車に乗るなり、スヤスヤと寝入る。イイナア、健康で。

 すでにそこらじゅうで書いているからご存知の方も多いと思うが、僕は飛行機が大嫌いだ。あれが空を飛ぶということを、理解はしているが、本気で信じていない。無事に目的地に着くことがあるとすれば、常に神が奇跡を起こしてくれているのだと思っている。

(中略)

 往路4時間半。長い。いやはや眠くて眠くて仕方がないのだが、体質上全く寝ることができない。

 隣でスヤスヤしている美剣士郷チャンを叩き起こしたくなる衝動にかられること十数回。飛行機は、何事もなく香港、啓徳機場(カイタックエアポート)に到着した。奇跡はおこったのだ。

 空港には、現地の香港支部長、西堀国雄さんが迎えに来てくれた。一路ラマダルネッサンスホテルへ向かう。1988年にオープンした奇麗なホテルで、漢字で書くと華美達麗新酒店。

(つづく)

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香港がまだイギリス統治下の時代、香港の空の玄関が啓徳空港だった時代、啓徳空港の隣に九龍城砦があった時代の話。

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香港支部長だった西堀国雄さんは、その後、上海将棋同好会支部長、台北支部長も務められている。

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私が生まれて初めて行った海外が香港だった。この旅行記の3年ほど前の1989年3月のこと。

4泊5日の仕事での出張だったので観光はしていないが、一人でいろいろな街を歩いたり、後半から合流した日本の顧客と夜の街へ行ったりなど、密度の濃い5日間だった。

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その時に起きた出来事を昔のブログ記事で書いている。

香港夜総会

ここに出てくるナイトクラブに、先崎学五段(当時)や郷田真隆四段(当時)は行くことになる。

その模様は明日の記事で。

 

 

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