2019-07

自戦記

佐藤康光四段(当時)「ついに来たか、という感じで角落ち戦の依頼が編集部より来ました。本当の所やりたくありませんでした」

将棋世界1987年10月号、佐藤康光四段(当時)の「A級VS新鋭四段・角落戦自戦記〔対 内藤國雄九段〕「落ち着いて指せた一局」より。  ついに来たか、という感じで角落ち戦の依頼が編集部より来ました。本当の所やりたくありませんでした。理由はい...
観戦記

羽生善治四段(当時)の「タイトルホルダーに挑戦」

将棋世界1987年7月号、池崎和記さんの「新人賞・羽生、タイトルホルダーに挑戦・第2局〔羽生善治四段-桐山清澄棋聖〕観戦記「羽生、『棋聖』も圧倒!」より。  16歳のスーパールーキー羽生の実力がタイトルホルダーにどれだけ通用するかお手並み拝...
自戦記

村山聖四段(当時)「オッまだ残っていたか、顔がニヤけてきて押さえるのに大変でした」

将棋世界1987年4月号、村山聖四段(当時)のA級VS新鋭四段・角落戦自戦記〔対 谷川浩司棋王〕「絶対勝たなくては」より。  対局3週間前、某六段との会話 村山「谷川先生は温厚な方だから、緩めて下さるだろう」 某六段「いや、谷川さんは鬼や、...
詰将棋

「詰将棋パラダイス」の鬼

近代将棋1988年2月号、吉田健さんの「詰将棋鑑賞室」より。  鶴田諸兄氏が亡くなった。昭和62年11月15日。胆道がん。75歳。  ツルタ・モロエなどと改まって呼ぶよりも、私たちには「主幹」で通っていた。 「詰将棋パラダイス」の編集主幹。...
観戦記

井上慶太五段(当時)「きょうは勉強のため中飛車を指そうと決めてたんです。それもフウシャ(風車)で……」

近代将棋1987年10月号、伊藤果六段(当時)の第10回若獅子戦準決勝〔井上慶太五段-中田宏樹四段〕観戦記「置かれたままのメロン」より。 「昨年は出来すぎ」と中田は謙遜するが、勝率1位なんて、獲りにいって獲れるもんじゃない。井上は60年度暴...