羽生善治六段(当時)「今は対局や用事のある時以外はほとんど家にいます。読書や音楽鑑賞、平凡なんですよ(笑)」

将棋世界1989年12月号グラビア、「竜王戦七番勝負大舞台の前に 勉強と思って =羽生善治六段=」より。

将棋世界同じ号より。

「最近はほとんど乗りませんが、通学ではこれの世話になりました。今は対局や用事のある時以外はほとんど家にいます。読書や音楽鑑賞、平凡なんですよ(笑)。集めているといえば外国紙幣とかコインぐらいですね。それだって父親の海外出張でもらったものですし」

 羽生善治・19歳から将棋を引くと、なんていう意地悪な質問はこの際無意味だったようだ。勉強と思って、楽しみに、という言葉がさりげなく出てくる。本人以上に回りが楽しみなシリースである。

将棋世界同じ号より。

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竜王戦七番勝負、島朗竜王(当時)への挑戦を前にした、羽生善治六段(当時)のインタビュー。

勝負を離れた時の羽生六段の表情は、全く普通の19歳。

自宅(実家)なので、なおのこと、ということになるのだろう。

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写真からはあまり判別できないが、ハンドルの形から見て、スポーティな自転車であることは間違いない。

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「今は対局や用事のある時以外はほとんど家にいます。読書や音楽鑑賞、平凡なんですよ(笑)」

この時代であれば、これにテレビが加わると、最も平凡になれると思う。私がそうだった。

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「集めているといえば外国紙幣とかコインぐらいですね。それだって父親の海外出張でもらったものですし」

これは、厳密には趣味として集めていると言えるのかどうか微妙なところだが、たしかに外国紙幣やコインは、あっても困らない。

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「勉強と思って、楽しみに」

どのようなことも、このように思えば、悪くない結果が待っているような感じがする。

ぜひとも見習いたい心がけだ。

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下の写真、自室に飾ってある賞状は、この年のNHK杯戦優勝(NHK杯戦初優勝)の時のもの。