2019-11

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大山康晴十五世名人のツッコミ

近代将棋1990年7月号、田辺忠幸さんの「将棋界 高みの見物」より。  私のように記者の中でも古狸になると、なにかと式に引っ張り出される。将棋大賞の式後のパーティーでは、乾杯の音頭なるものを突然やらされてしまった。  もちろん、なんの準備も...
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大山康晴十五世名人「落ちると思うと萎縮する、それならBクラスにいると仮定して、勝てばA級に上がれるんだと思うほうが気楽にやれると、結論を出した」

将棋世界1990年7月号、井口昭夫さんの「名人の譜 大山康晴」より。  2年前のある大山講演会で、聴衆の一人が「名人はA級を落ちれば引退するのでしょうか」と質問した。大山は笑って「今は何とも言えません。落ちたら相談に行きます」と答え、満場が...
インタビュー・対談

羽生善治竜王(当時)「……難しい質問ですね」

将棋世界1990年3月号、「羽生新竜王に聞く」より。  久々に棋界全体が熱いまなざしで注目した第2期竜王戦。決着は暮れも押し詰まった12月27日、八番勝負・4勝3敗1持将棋という結果で羽生新竜王誕生を見た。  年が明けて約1ヵ月、対局・催事...
奨励会

「郷田三段は体を鍛えるためにテニスをやっている。日焼けした顔が他の色白の三段陣と比べると印象的に映る。ただその健康的な郷田がなぜかひ弱に見えた」

将棋世界1989年12月号、駒野茂さんの「奨励会三段リーグレポート」より。  三段リーグ開始早々は、いつも決まって予想になるが、筆者としては毎回同じパターンではいけない、と、こう思いながらも、またやってしまった。  第6回の表を見た読者感想...
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羽生善治新竜王「竜王になって大変なことになりました。重さに耐えられるかどうか…」

将棋世界1990年2月号、「第2期竜王戦決着す!!スター誕生!羽生新竜王」より。 「地位の重さについていけるか、心配です」  4勝3敗1持将棋という熱闘の末、竜王位というビッグタイトルを手中にした羽生六段。終局のほんの数分後に読売新聞の山田...