2020-04

自戦記

谷川浩司四冠(当時)「実は、郷田四段とはこれが初手合である。タイトル戦で顔を合わせるまで対局なし、というのも珍しい」

近代将棋1992年8月号、谷川浩司四冠(当時)の第60期棋聖戦五番勝負第1局〔対 郷田真隆四段〕自戦記「粘りも届かず」より。  満を持して、といった感じで郷田四段が勝ち上がってきた。四段でのタイトル挑戦は、屋敷六段に続いて二人目である。  ...
随筆

林葉直子女流五段(当時)「ここでは私の実生活におけるオッチョコチョイぶりを披露して、二度とこんな失敗はしないぞという決意のほどを示したい」

近代将棋1992年8月号、林葉直子女流五段(当時)の「直子の将棋エアロビクス」より。  将棋の格言に”うますぎるときは3度読め”というのがある。  これはさほど努力を要する格言ではない。その気になりさえすればすぐにでも実行できることなのだ。...
観戦記

中井広恵女流二冠(当時)「直子ちゃんはタイトルを恋人と呼んでいますが、恋人は本物の男性にしてください。女流王位は渡しませんから」

将棋マガジン1992年8月号、高林譲司さんの第3期女流王位戦第3局〔中井広恵女流王位-林葉直子女流五段〕観戦記「中井さん、おめでとう」より。  紅白両リーグ。多少の波乱はあったが、挑戦者決定戦にはやはり林葉直子五段と清水市代女流王将が出て来...
読む

先崎学五段(当時)「ある時スポーツクラブで量ったところ、郷田と全く同じ体重だった記憶がある」

将棋世界1992年6月号、先崎学五段(当時)の「先チャンにおまかせ 上山温泉、肩凝り地獄」より。  今では信じられないことだが、昔、僕はガリガリとまでは言わないが、かなり痩せていた。4年前に四段になった頃は52kgぐらいで、ある時スポーツク...
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