2020-04

自戦記

郷田真隆四段(当時)「初めは、やりづらいなと思っていたが、日が経つにつれ、さあ戦おうぜ、の気分になってきた」

将棋マガジン1992年8月号、郷田真隆四段(当時)の第60期棋聖戦挑戦者決定戦〔対 阿部隆五段〕自戦記「思い切って戦いたい」より。  5月12日。  準決勝の対中原名人戦に勝ち、既に決勝進出を決めている阿部五段と、私にとっては3度目の棋聖戦...
観戦記

石田和雄八段(当時)「こっちへこい。こっちへこい」

将棋マガジン1992年6月号、朝日新聞の谷口牧夫さんの第10回全日本プロトーナメント決勝五番勝負〔羽生善治棋王-森下卓六段〕第1局~第3局観戦記「若い竜虎、しのぎを削る」より。  第1局(3月19日=東京・羽澤ガーデン)。この棋戦では恒例の...
奨励会

「鈴木大介三段は、仲間内のつき合いが良く人気者だ。野月浩貴初段、田村康介三段と仲が良いようだが、勝負となると意地の張り合いになる」

将棋マガジン1992年8月号、「たかが奨励会 されど奨励会」より。 鈴木大介三段 昭和49年7月11日生まれ。61年6月に研究会より6級で編入。血液型A型。  彼は、仲間内のつき合いが良く、人気者だ。  野月初段、田村三段と仲が良いようだが...
観戦記

羽生善治棋王(当時)「ガリガリいく」

将棋世界1992年6月号、朝日新聞の谷口牧夫さんの第10回全日本プロトーナメント決勝五番勝負〔羽生善治棋王-森下卓六段〕観戦記「羽生快勝、最終決戦へ」より。  羽生善治棋王VS森下卓六段。いまやトップ棋士と目される二人の棋士が激突した五番勝...
読む

神吉宏充五段(当時)「南君がかわいそうや。みんな四冠王と棋王が悪い!」

近代将棋1992年5月号、池崎和記さんの「福島村日記」より。 某月某日  A級順位戦最終戦を見に関西将棋会館へ。唯一の大阪対局、内藤-南戦は6時26分に、あっさり終了した。中盤はかなり難解な形勢だったが、内藤九段に見落としがあったらしく、そ...