2020-08

随筆

「あの人たち、よっぽど将棋が好きなのねえ」

将棋世界1994年9月号、東公平さんの「シナモノエッセイ 窓」より。 対局室の窓とくれば真っ先に思い出す昔話。「九段戦」で大山康晴名人と原田泰夫八段の対局が湯河原の「桃山」という、お座敷てんぷらで有名な宿で行われた。記録係は私。2階で対局し...
絶妙手

杉本昌隆四段(当時)の魔法のような振り飛車の捌き

将棋世界1994年9月号、神吉宏充五段(当時)の「対局室25時 in 関西将棋会館」より。 7月21日に行われた全日プロから一局紹介しよう。有吉九段-杉本四段の対戦となったが、この二人の対局となると予想されるのが、四間飛車-居飛穴。どちらも...
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読む

杉本昌隆四段(当時)「ところでこれ何て書いてあるんだろ」

将棋マガジン1994年9月号、鹿野圭生女流初段(当時)の「タマの目」より。☆喫茶店タマ「あ、将棋のテレビゲームがある!!やってみよ」杉本四段「え、やるんですか?」タマ「ウン、私、知らんかったかも知れんけど将棋初段やねん」杉本「ウーム」―数分...
随筆

「勝負が終わるころ、ツクツクボウシが鳴く。ちょっぴり寂しい夏の挽歌だ」

将棋世界1994年9月号、中平邦彦さんの巻頭随筆「蟬は鳴く」より。いづことしなくしいしいとせみの啼きけりはや蟬頃となりしか          (室生犀星) セミが鳴いている。 いま鳴いておかねば、もう鳴くときがないというように。 6年も7年...