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先崎学2級(当時)「チビだけど、タコじゃないぞ」

将棋世界1983年10月号、信濃桂さんの「東京だより」より。  いつの間にかチビっ子の奨励会員が隣で将棋を指している。米長門下の先崎学2級だ。相手はカメラマンの弦巻さん。  飛車落ちでいい勝負をしているから、この人もなかなかの腕だ。  先崎...
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『将棋家元』大橋家断絶す

将棋世界1983年9月号、加藤久弥さんの「『将棋家元』大橋家断絶す」より。  将棋史の幕を開けた初代名人大橋宗桂につながる江戸時代の「将棋家元」大橋本家がついに断絶した。本家十五代を継いだ大橋京子(東京都江戸川区)さんが跡継ぎのないまま7月...
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伝説の名作「盤上のトリビア」

2005年の将棋ペンクラブ大賞一般部門佳作受賞作。 将棋世界2004年4月号、山岸浩史さんの盤上のトリビア第1回「将棋には『裏の世界』がある」より。  ♪世界に一つだけのクズ……そんな歌が、頭に響いて離れない。私が勤務する出版社の創業者は「...
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木村一基四段(当時)「あの恥ずかしく悔しい思いは、今も忘れることができない」

将棋世界1997年5月号、木村一基四段(当時)の四段昇段の記「やっと」より。  前期上がれなかったのは悔しかった。愚かなことに開幕5連勝してもう昇段も同然、と思ってしまった。恥ずかしいことにのぼせ上がっていた。  僕の子分であるN月君(仮名...
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谷川浩司八段(当時)「桐山さんには公式戦負けつづけでやっと勝ちました。ズルイ勝ち方ですね。ここまでくればいいという感じなのですが、そんな言い方ではいけませんか」

将棋世界1983年5月号、毎日新聞編集委員の井口昭夫さんの「第41期名人挑戦リーグ最終戦 棋士の一番長い日・関西編」より。 大阪決戦は史上初 ”大阪燃ゆ”―。第41期名人戦の挑戦者を決めるリーグ戦の最終日、関西将棋会館での2局が全国のファン...