読む 谷川浩司王位(当時)「ひどい将棋を指して、申し訳ありません。それ、詰まないんです」 将棋マガジン1991年1月号、高橋呉郎さんの「谷川浩司 ”怒れる若者”への変身」より。 谷川浩司が史上最年少の名人になってほどなく、3時間以上もインタビューした。この人には、いまだに借りがあるような気がしてしようがない。 当時、私は「週刊文... 2019.04.29 読む
読む 先崎学四段(当時)「笑いすぎて疲れてしまったので、別室で羽生とバックギャモンをする。大勝。羽生が顔をしかめ、眉をつり上げて口惜しがる」 将棋マガジン1990年7月号、グラビア「第48期名人戦第3局 中原強攻突破、地元で再びリード」より。 第48期名人戦第3局は、5月8日、9日、宮城県松島町の「松島センチュリーホテル」で行われたが、挑戦者の中原誠棋聖が谷川浩司名人を降し、2勝... 2019.04.23 読む
読む 升田幸三七段(当時)「阪田さんの追善会で、銀を泣かせるわけにはいかん、と思うた」 将棋マガジン1990年10月号、東公平さんの「明治大正棋界散策 銀が泣いている」より。「わてが死んだら、きっと誰かが、芝居や活動写真にしよりまっせ」と生前の阪田三吉関西名人は、よく人に語っていたそうである。 みごとな予言だった。私は、尊敬と... 2019.04.22 読む
読む 「谷川さん、妬かないかしらね」 将棋マガジン1990年5月号、中平邦彦さんの第8回全日本プロトーナメント〔羽生善治竜王-谷川浩司名人〕決勝第2局観戦記「頂上決戦は対スコアに」より。 将棋界が本当の意味で変わろうとしている。 若さの奔流が、音立てて流れて、その勢いをもう誰も... 2019.04.18 読む
読む 「羽生は、勝負のオニだ」 将棋マガジン1990年5月号、「ドキュメント’90 第48期順位戦最終局」より。 3月6日。C級1組順位戦は大詰めを迎えた。昇級者2名のうち、1名はすでに羽生と決定。残る1名を目指しての争いは、ここまで1敗を保持してきた森下と2敗キープの土... 2019.04.15 読む