昔の将棋年鑑を見る機会があったので、棋士名鑑の中からトピックスを。
1990年の将棋年鑑には、「好きな駒は?」という質問がある。
中原誠名人は桂馬、
羽生善治竜王は飛車、
谷川浩司九段は角、
をはじめとして、多くの棋士がどの駒が好きかを答えていた。
ところが、二人だけ、全く違う切り口での回答をしていた。
大山康晴十五世名人…菱湖
升田幸三実力制第4代名人…水無瀬駒
菱湖、水無瀬駒とも、駒の書体。
示し合わせたわけでもないのに、大山・升田のみが違う発想で答えているところが凄い。
個人的にとても感動してしまった。