将棋ペンクラブ会報秋号(前編)

昨日発行された将棋ペンクラブ会報秋号は128頁。

もしかすると、今までの会報の中では最もページ数が多いかもしれない。(春号は66頁)

  • 第22回将棋ペンクラブ大賞
  • 第22回将棋ペンクラブ大賞選考会
  • 受賞のことば
  • 受賞作紹介
  • 推薦作ひとこと集
  • 将棋ペンクラブ大賞歴代受賞者一覧

と、ここまでで75頁。

大賞関連のページの内容については明日お伝えしたい。

○オレたち将棋んゾンビ⑥

バトルロイヤル風間さんによる、没ネタになったり掲載されなかった4コマ漫画シリーズ。

今回は3本とも羽生善治名人が登場。相手は、1本目が坂本竜馬、2本目が郷田真隆九段、3本目がオバマ大統領。

坂本竜馬の”鯛伊勢幇間”は、相当苦しんで誕生したネタではないかと思う。

○愛棋家 坂口安吾 ~外伝~

2000年春号で「愛棋家 坂口安吾(上)」、2001年春号で「愛棋家 坂口安吾(中)」を書いた本多さんの9年振りの作品。本多さんが、故・原田泰夫九段から坂口安吾の親戚を紹介されて、何度か会ったときの話。この親戚の方も愛棋家である。

○我が将棋半生記 第2回 人生を変えた金星体験

日本アマチュア将棋連盟会長、東京アマチュア将棋連盟会長の渋谷守生さんの自伝、第2回目。

戦中、戦後の混乱期と、将棋との本格的出会い。

○私流飛車落ち屈伸戦法

将棋ペンクラブ交流会での指導対局、斎田晴子女流四段との一局。

塚崎さんによる自戦記。

○将棋と我が人生

普及指導員である広重さんの投稿。

苦労した戦後と、人生に大きな影響を与えた将棋師範代の教え。

○奇跡の光景

男女共学校でありながら、男子クラスになってしまった大沢さんによる、教室での奇跡の光景。

○愛棋家ワールド-将棋ファン倍増論

秋山さんによる普及への提言。

○第三の覚え方

手島さんによる投稿。体が不自由な方との対局を通して気がついた、将棋の覚え方。

○脳の年齢変化と将棋 将棋の生理学

医師である今泉さんによる、脳と将棋の関わりの一つの仮説。

○将棋コーチの活動

公認将棋コーチである榊原さんによる将棋大会応援記。

○努力と才能と運

市橋さんの投稿。40年の会社員生活を振り返りながら努力と才能と運、そして笑みについて考える。

○将棋人生の始まり 第3回 浪速浅草人情の街

藤内門下で内藤國雄九段の兄弟子だった湯川寿香さんによる、自伝小説的ノンフィクション。

今回はストリッパーのルル繁田との物語。

バトルさんが描くルル繁田は、山本モナ風。

吉さんは、道場六三郎と高倉健を足して2で割ったような雰囲気。