将棋マガジン1996年4月号を見たら、「好きな戦法アンケート」結果発表という記事があった。
このブログでも先月、「好きな戦法アンケート」を行ったが、14年前の結果は次の通り。
矢倉 259点
四間飛車 242点
三間飛車 69点
中飛車 52点
棒銀 47点
ひねり飛車 30点台
横歩取り 30点台
相掛かり 30点台
角換わり 19点
向飛車 7点
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対振飛車の指し方としては、
▲5七銀左戦法 52ポイント
居飛車穴熊 50ポイント
以下、相振飛車、左美濃、玉頭位取りの順。
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この時代は石田流は復活していなかったし、藤井システムはなかったし、ゴキゲン中飛車も出現していなかった。
1995年1月~12月のプロ棋戦では、四間飛車589局、矢倉560局、相掛かり196局、ひねり飛車138局、向飛車120局、中飛車113局、三間飛車110局、横歩取り103局が指された。
向飛車が多いのは、陽動振飛車の影響なのか無理矢理矢倉の変形なのか、どちらかはわからない。
それにしても、今も昔も、四間飛車と矢倉の人気が高い歴史が続いているようだ。
14年前と現在を比べると、ひねり飛車の凋落と、中飛車、三間飛車、角換わりの台頭が顕著といえる。
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(2010年9月実施結果)
全投票数:147票
四間飛車(藤井システム含む) (31票/21.1%)
矢倉 (23票/15.6%)
対振飛車の居飛車(イビ穴含む) (17票/11.6%)
中飛車 (17票/11.6%)
三間飛車(石田流含む) (15票/10.2%)
角換わり系(腰掛銀、早繰り銀、棒銀 ) (10票/6.8%)
横歩取り(空中戦法、中座飛車を含む) (7票/4.8%)
右四間飛車 (5票/3.4%)
居飛車力戦形 (追加) (4票/2.7%)
相掛かり (3票/2.0%)
筋違い角 (2票/1.4%)
振り穴 (追加) (2票/1.4%)
風車 (追加) (2票/1.4%)
向かい飛車 (1票/0.7%)
右玉 (1票/0.7%)
阪田流3三金 (追加) (1票/0.7%)
鬼殺し (追加) (1票/0.7%)
カニカニ銀 (追加) (1票/0.7%)
ひたすら棒銀 (追加) (1票/0.7%)
袖飛車 (0票/0%)
ひねり飛車 (0票/0%)