王将戦第1局、久保利明王将-豊島将之六段戦は、徳島県鳴門市の「大塚国際美術館」で行われる。→中継
大塚国際美術館は大塚製薬創立75周年事業として設立された。
館内には、大塚グループの特殊技術によってオリジナル作品と同じ大きさで陶板に複製された絵画が1000点以上展示されている。
陶板なので、2000年以上、色や姿が劣化しないという。
対局が行われるのは、バチカンのシスティーナ礼拝堂を立体再現した「システィーナ・ホール」で、間口約19m、奥行約40m、高さ約15m。地下3階にある。
大塚グループの持株会社である大塚ホールディングス株式会社は昨年の12月15日に東証1部に上場している。
〔館内のレストラン〕
館内には「レストラン・ガーデン」がある。
主なメニューは次のとおり。
・12-1月のガーデンランチ(牛ロース肉のローストキノコのソテーとパリジェンヌポテト添え ベアルネーズソース) 1,000円
・和風ランチ 1,000円
・鯛めしとうどんセット 1,000円
・鳴門鯛の茶漬け 1,000円
・阿波尾鶏のオーブン焼き 1,200円
・ステーキランチ 1,300円
・最後の晩餐 1,800円(子羊のローストとスズキのソテー)
これ以外にも、海鮮丼、ハンバーグランチ、うな重、ボンカレーなどがあるがある。
〔これまでの大塚国際美術館での昼食実績〕
将棋棋士の食事とおやつ によると、昨年の王将戦では、羽生善治王将が「阿波尾鶏のオーブン焼き」と「ミックスサンドイッチ」、久保利明棋王が「海鮮丼」と「カツカレー」。
一昨年の王将戦では、羽生善治王将が「阿波尾鶏のオーブン焼き」と「うな重」、深浦康市王位が二日間とも「鯛めしとわかめうどんのセット」だった。
[両対局者の対局時の食事傾向]
○久保利明王将
久保利明王将は、順位戦など大阪での対局では「親子丼」の採用率が非常に高いが、タイトル戦では毎回違うメニューと言ってもいいほど変幻自在。深浦康市九段とともに昼食予想が非常に難しい。
○豊島将之六段
豊島将之六段の昼食データは件数が少なかったので、順位戦について全件集計してみた。
(東京での対局)
親子丼 2回(2勝0敗)
玉子とじそば 3回(2勝1敗)
山かけそば 1回(1勝0敗)
うま煮ラーメン 1回(1勝0敗)
肉豆腐定食 1回(1勝0敗)
梅雑炊 2回(1勝1敗)
(大阪)
そば定食 5回(5勝0敗)
親子丼 3回(3勝0敗)
鍋焼きうどん 2回(2勝0敗)
とろろざるそば 1回(0勝1敗)
豊島六段も親子丼の採用数が多く勝率は10割。そば定食も同様の傾向。豊島六段はうどんよりも蕎麦が好きなのかもしれない。
また、過去の近代将棋のインタビューでは刺身が好物と答えている。
〔昼食予想〕
久保王将は、昨年の大塚国際美術館で頼んだ昼食以外のメニューと予想される。
一日目 阿波尾鶏のオーブン焼き
二日目 ハンバーグランチまたは鯛めしとうどんセット
蕎麦はメニューになさそうなので、豊島六段については東京での梅雑炊の採用実績と刺身が好きということから次の予想としたい。
一日目 海鮮丼(鯛、イカ、イクラ、サーモン)
二日目 鳴門鯛の茶漬け