将棋マガジン1988年7月号より。
羽生五段、通算100勝達成!!
羽生善治五段は、4月16日に行われた早指し新鋭戦で、櫛田四段に勝ち、通算100勝（27敗）を達成した。
127局目の到達になるが、これは中原名人以来の”超スピード記録”である。
〔100勝到達スピード記録〕
121局 中原誠六段（1968年度） 0.826
127局 羽生善治五段（1988年度） 0.787
134局 加藤一二三八段（1958年度） 0.746
138局 桐山清澄五段（1969年度） 0.725
144局 高橋道雄五段（1983年度） 0.694
146局 芹沢博文七段、淡路仁茂五段、谷川浩司六段 0.685
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中原誠十六世名人は4年目、羽生善治二冠も4年目での100勝達成。
四段昇段も100勝達成も、羽生二冠は中原十六世名人のちょうど20年後ということになる。
加藤一二三九段は5年目。棋戦が少なかった時代だ。
桐山清澄九段も高橋道雄九段も4年目。
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渡辺明竜王はどうだったのか。
日本将棋連盟の記録のページと将棋 棋士別成績一覧をもとにしてみると、
2003年度の五段時代に147局目で100勝達成を達成している。
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正確な記録ではないが、
森内俊之名人は、1989年度に142局目で達成。
佐藤康光王将は、1989年度に140局目で達成。
郷田真隆棋王が、1992年度に145局目で達成。
丸山忠久九段が、1992年度に137局目で達成。
木村一基八段も、1999年度に137局目で達成。
今世紀に入ってからは、
豊島将之七段が2009年度に136局、糸谷哲郎六段が2009年度に143局などのような記録。
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こうやって見ると、120局台で100勝達成というのが、ものすごいスピードだということがわかる。
