2013-12

観戦記

先崎学五段(当時)渾身の観戦記「偉大なる虚像」(後編)

将棋世界1991年7月号、先崎学五段の第49期名人戦〔中原誠名人-米長邦雄九段〕第3局観戦記「偉大なる虚像」より。  博多には一行より早くついた。誰も居ないかと思ったが、別便で来たらしく師匠が居た。毎日新聞の美人記者の取材を受けていて御機嫌...
観戦記

先崎学五段(当時)渾身の観戦記「偉大なる虚像」(中編)

将棋世界1991年7月号、先崎学五段の第49期名人戦〔中原誠名人-米長邦雄九段〕第3局観戦記「偉大なる虚像」より。  第1局の敗因は、序盤戦で▲5四歩を打たせたことにつきる。  この手は、僕でも知っている、手である。この局面で、△9五歩と突...
観戦記

先崎学五段(当時)渾身の観戦記「偉大なる虚像」(前編)

先崎学五段(当時)渾身の観戦記。 将棋世界1991年7月号、先崎学五段の第49期名人戦〔中原誠名人-米長邦雄九段〕第3局観戦記「偉大なる虚像」より。 「ええ、勿論米長九段の応援です。スケールの大きな将棋に憧れますね。一度でいいから名人になっ...
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羽生善治五冠(当時)の勝率が良くなかった戦法

近代将棋1993年10月号、武者野勝巳五段(当時)の「プロ棋界最前線 羽生将棋を科学する」より。 私が羽生と対戦したなら  羽生が谷川との棋聖戦五番勝負と、郷田との王位戦七番勝負を立て続けに制して、五冠王達成の最年少記録を樹立した。五大タイ...
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関西期待の星、久保利明四段(当時)

近代将棋1993年9月号、武者野勝巳五段(当時)の「プロ棋界最前線」より。  久保利明四段は兵庫県出身、淡路八段門下の17歳。現在での最年少棋士で「若ければ強い」というのが昨今のプロ棋界のセオリーだから、それだけで楽しみな存在だということが...