第56期王位戦第1局対局場「旬景浪漫 銀波荘」

羽生善治王位に広瀬章人八段が挑戦する王位戦、第1局は愛知県蒲郡市の「旬景浪漫 銀波荘」で行われる。→中継

絶景露天に癒され、三河の美味を五感で楽しむ宿「旬景浪漫 銀波荘」。
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銀波荘のある西浦温泉は、1955年に温泉が湧いたという比較的新しい温泉街。

銀波荘の創業も1955年で、大浦武生旬景浪漫銀波荘代表取締役会長が脱サラして作ったのが始まりだった。開業当時は4部屋でのスタートだった。

銀波荘が大きく育つきっかけは、女将となる大浦支計子さんが嫁いできたことだった。

昭和30年代は日本経済も安定期に入り、女性が温泉旅行に出かけ始めるようになった頃。支計子さんは女性のお客さんの声を取り入れながら、サービスや施設の改善に努め、1959年には客室数16室にまでになった。

しかし、この年、伊勢湾台風が蒲郡を襲い、銀波荘の建物はほとんど消失してしまう。

皆の気力が折れそうになった時、支計子さんは、もう一度やりなおそう、やるなら夢は大きいほうがいい、将来は100室を目指す、と強い意志を見せた。

とはいえ、融資をしてくれる銀行もなく、大浦夫妻は銀波荘の経営を細々と続けながら東奔西走の日々。

1962年に2階建てとなった銀波荘に、素晴らしい話が舞い込んだのがその翌年の1963年のことだった。

蒲郡商工会議所や新聞社から王将戦の対局をしたいというオファーがあったのだ。

将棋のことは何も知らなかった大浦夫妻だが、両対局者が、静かな雰囲気で最高の力が発揮できるようにと、その間、旅館は休業し、お茶は女将自らが運ぶなど、万全の態勢で臨んだ。

この心遣いに感動したのが大山康晴十五世名人。

「商売を休んでるの?そんなに気を遣わなくていいよ。営業してもいいよ」と話したという。

それ以来、銀波荘で多くのタイトル戦が行われるようになった。

新たに対局室を作るときも、大山名人が設計を手伝った。

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銀波荘のスタッフブログもある。

出番待つ・・・(西浦温泉 銀波荘のブログ)

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〔銀波荘の食事〕

プランクトンが豊富で味が深い魚が獲れる三河湾ならではの朝獲れ地魚をはじめ、活きのいい鮑、甘みがとろける最高級のアカザエビ、極上和牛などが味わえる。

〔銀波荘での昼食実績〕

将棋棋士の食事とおやつによると、「旬景浪漫銀波荘」での昼食実績は次の通り。(一日目、二日目の順)
2013年 王位戦
羽生善治王位 ◯ 温かいうどん、ざるそば・稲荷ずし
行方尚史八段 ● うな丼、うな丼

2013年 王将戦
佐藤康光王将 ● きしめん・いにぎり、きしめん・おにぎり
渡辺明竜王  ◯ 刺身定食、刺身定食

2009年 王将戦
羽生善治王将 ● 天ぷらそば、きしめん
深浦康市王位 ◯ 天ざるそば、天ぷらうどん

2007年 名人戦
森内俊之名人 ◯ 天ざるそば、カレーライス
郷田真隆九段 ● 天ざるそば、カレーライス

2007年 名人戦
森内俊之名人 ◯ おじや、おじや
谷川浩司九段 ● 野菜天ざるそば、きつねうどん

2003年 名人戦
羽生善治竜王 ◯ きしめん、ラーメン
森内俊之名人 ● 天ざる、カレーライス

2002年 名人戦
丸山忠久名人 ● ビーフカレー、天ざる・カレイの煮付
森内俊之八段 ◯ ビーフカレー、天ざる

〔昼食予想〕

銀波荘での羽生善治王位は、うどん(又はきしめん)とそば、という組み合わせが多いようだ。

広瀬章人八段は、千駄ヶ谷での対局では上にぎり寿司が多いが、タイトル戦での食事は全方位型というか特徴的な傾向は見当たらない。何が注文されても不思議ではない。

予想は次の通り。

羽生善治王位
一日目 きしめん
二日目 天ぷらそば

広瀬章人八段
一日目 うな丼
二日目 カレーライス

 

 

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