谷川浩司九段の日常での人智を超えた読み

将棋世界1997年2月号、神吉宏充六段(当時)の「今月の眼 関西」より。

 先日、とある席上で俳優の丹波哲郎さんと会った。初めてお目にかかったにもかかわらず、丹波さんから「いやあ、どうもどうも」と声を掛けていただいて感激した。伺えば丹波さんは大の将棋ファンで、『将棋パトロール』等で私の事も良くしってくれてはるそうで「貴方のファンなんですよ」とは……ほんま嬉しい一瞬でした。

 その丹波さんがこんな話をされていた。

「タイトル戦や最高峰のプロの闘いを見ていると分かるんだが、これはもう人智を超えた闘い、守護霊と守護霊の闘いであって、神の領域なんだよね」

 う~ん、流石は『大霊界』の丹波さん、人智を超えたお言葉であった。

 11月23日は『ふたりっ子』の野田香子、岩崎ひろみさんの20歳の誕生日。夕方、食事にお誘いしたら「空いています!」と元気な声。で、全日プロの対局でも有名な大阪の料亭『芝苑』へ。すると偶然とは恐ろしいもので、そこには谷川夫妻が食事に来ていると言うではないか!しかも、谷川先生は、私と岩崎さんがここに来るのではないかと読んでいて、用意周到に誕生日の花束を持って現れたのである……。

 正に人智を超えた読み、流石は20年間の付き合いで、私の行動を熟知している谷川浩司だ。彼の読みと気配りに感謝しながら、せっかく岩崎さんと二人で遊ぼうと思っていた私は「竜王戦頑張りや」と眉毛ピクピクするのであった。

(この日から1週間後、守護霊決戦を制して竜王を奪取した谷川竜王。お、おめでとうございます)

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NHKで放映していた連続テレビ小説『ふたりっ子』の撮影が佳境の頃。

岩崎ひろみさんの誕生日に食事に誘うことができたのだから、神吉宏充六段(当時)はすごい。

大阪市北区にある『芝苑』は、ミシュランで一つ星を獲得している。

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丹波哲郎さんは、2000年代初頭のNHKの正月の将棋特別番組に何度か出演をしている。司会は神吉宏充六段。

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