2017-01

随筆

羽生善治名人(当時)「気持ちを高める時間だった。それが結果として9分35秒必要だったということでしょう」

将棋世界2001年6月号、NHKアナウンサーの村上信夫さんのエッセイ「9分35秒の実況中継」より。  時間にして、9分35秒。その間、対局室には、息をするのも唾を飲むのも憚られるような空気が流れていた。  平成9年の第55期名人戦は、平成の...
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インタビュー・対談

三浦弘行八段(当時)「恋愛もいけないと思ってきました。これ変ですか(笑)」

将棋世界2001年7月号、鈴木輝彦七段(当時)の「棋士それぞれの地平 もう一度鍛え直す 三浦弘行八段」より。  新A級の三浦弘行八段は、謎の人である。いや、そう思われている節がありそうだ。丸山忠久名人の系譜である、将棋一筋、手の内を明かさな...
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「短編詰将棋で持ち駒に銀がある場合、44%の確率で初手が銀打ち」という理論

将棋世界1981年2月号、読者のページ「声の団地」より。  私の将棋は、競馬にたとえると逃馬タイプである。本で将棋を覚えたせいか、序盤の型には明るいが、終盤は滅法弱い。そこで寄せを強くするため、詰将棋に取り組んでいる。だが、詰将棋を確率的な...
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羽生善治五冠(当時)の驚異の挑発大作戦

将棋世界2001年4月号、編集部記の第50期王将戦七番勝負〔羽生善治王将-谷川浩司九段〕第5局「羽生、激闘を制して王将戦6連覇を達成」より。  今シリーズ2度目の四間飛車を用いた羽生に、谷川は左美濃から銀冠に組み替えて対抗した。だが角交換の...