奨励会員用語集(1986年関西版)

将棋世界1986年3月号、信楽老さんの「信楽老の突撃レポート」より。

 奨励会員の日常会話や感想戦での言葉は独特のものがある。そこで奨励会員の用語集を作ってみたのでご覧いただきたい。

  • 「ボクノーガイイデショウ」=自分の優勢を主張する言葉

  • 「コマドクデスカラネ」=駒得だから優勢でしょうという意味

  • 「モー、トンチャンカイナー」=トン死を喰らったのをボヤく言葉

  • 「カエッテヨシ」=問題にならない手に対して言う

  • 「コドモノセメ」=素朴なわかりやすい攻め

  • 「ボウサンノアマタニジンヲウツト」=王さんの頭に銀を打てばどうかという意味

  • 「バイター!バケヤ」=あ痛、負けや、ということ

  • 「ウッ!」=急所を突かれ返答に窮した時の言葉

  • 「アジガイイ」「イミガナイ」「ミチャオレン」「ジツハソウデス」=そのままの意味だが、ボソボソとつぶやくように言う。

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「あ」と「お」を「ば」と「ぼ」に言い換えるのが一つのコツのようだ。「ギン」を「ジン」と言うのは法則性が見当たらない。

「帰ってよし」「子供の攻め」は使えそうだ。