2018-05

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ライバルの必要性

将棋マガジン1984年6月号、内藤國雄九段の「阪田流向飛車」より。  二代目若乃花、現在の間垣親方が横綱になった時のこと「あなたのライバルは」というアナウンサーの質問にこうこたえました。 「それは隆の里です」  当時隆の里は成績振るわず糖尿...
棋士のエピソード

「気が滅入るから先生は応援しないで」

将棋マガジン1987年9月号、コラム「棋士達の話」より。 棋士間にライバルの話は多いが、名人戦で激突した中原-米長も有名で、感想戦などでもゆずらない。ある講演で米長九段「中原さんの感想はどうも信用できぬ。だから私は彼の事を、ウソから出た誠、...
棋士のエピソード

反則負け列伝

将棋マガジン1987年2月号、コラム「棋士達の話」より。 将棋に反則はつきもの。どういうわけかプロ間でも年に何局かは出現する。佐藤義則四段は対池田修一五段戦に何を打っても詰む局面で一間飛びに二歩を打って負け。ただ新婚一週間目とあって、早く帰...
棋士のエピソード

塚田正夫名誉十段「君は話題がせまいね」

将棋マガジン1987年7月号、コラム「棋士達の話」より。 ゴルフは今棋士達の間でも結構盛んに行われる。大山十五世名人が10年程前最初にやった時は「こんなに気分の良いものを続けていては将棋にマイナスだ」といってすぐにやめたという。もっとも今は...
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執念のぶつかりあう凄絶な一戦

将棋マガジン1984年11月号、吐苦迷棋坊さんの「第43期名人戦挑戦者決定リーグ戦」より。  今、棋界で執念という言葉がぴったりあてはまる棋士とは誰か。筆者は、田中(寅)八段と森八段の名がすぐに浮かぶ。この二人の勝負に対する姿勢はすさまじい...